「習い事 小学生」の検索結果

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青春 連載中 短編
これはとある東京の公立高校に通う男子高校生ゆうきの物語。 決して裕福とは言えない家庭で育ったゆうきは小学生からサッカーを始めた。習い事はひとつしかやらせて貰えなかったため、サッカーにひたすら打ち込んできた。しかし、始めた当初は好きで楽しくやっていたサッカーだったが、歳を重ね、レベルが上がるにつれサッカーを楽しむことを忘れ、試合に出ること、勝つことに執着し、いつの間にかサッカーが楽しいものではなくなっていた。それに気づいたのは高校三年生の初夏の頃。高校3年になってコンスタントに試合に出れるようになっていたのだが、ある日急にメンバー外になってしまう。それも高校最期の大会である選手権を2ヶ月後に控えた時であった。ゆうきは突然の挫折に心をおられ、やけくそになっていた。そんな時にサッカーを楽しむことを忘れていることに気づいた。残り2ヶ月に迫った選手権に、気を取り直し出場することを目指すのか、それとも出場を諦めて、サッカーから離れて言ってしまうのか。そんな、サッカーをやっている多くの人が感じたことがあるであろう心境をゆうきがどう対処していくのか。選手権に出て華を飾ることができるのか。
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小説 185,526 位 / 185,526件 青春 6,548 位 / 6,548件
文字数 422 最終更新日 2021.07.11 登録日 2021.07.11
ついカッとなって幼い娘を叩いてしまった。 仕事で疲れていたのか、つい叩いてしまった。 大泣きした娘を妻が抱きしめて、何も言わず私を見る。 私は疲れていると自分に言い聞かせた。 高校生の頃、じいちゃんの髪をバリカンで刈るという話があった。 じいちゃんは、私に髪を刈ってもらうのを楽しみにしているという事だった。 次行ったらバリカンでじいちゃんの髪を刈ってあげようと思った。 ある日、じいちゃんは具合が悪くなって入院した。 じいちゃんは病気ですぐに亡くなった。 タイミングが悪かったのだと自分に言い聞かせた。 小学生の時、集会所で書道の習い事をしていた。 その日は雲行きが怪しく、集会所に入って少しして大雨が降り出した。 すぐにやむだろうと思っていたが一向にやむ気配はない。 ふと、窓の外を見ると大雨の中傘を持った老婆がびしょ濡れになって歩いていた。 生徒の1人がそれに気付いて大笑いした。 他の生徒もみんな笑いだした。 あれは私の婆ちゃんだ。 婆ちゃんは、私が雨に濡れてはいけないと思い、わざわざ傘を届けに来てくれたのだ。 私は恥ずかしくなって婆ちゃんに暴言を吐いた。 「早く帰れ!そんな傘いらねーよ!!」 私はいつか謝ろうと思っていたが、それをせず婆ちゃんが死んだ。 そんな古い話、もういーよと自分に言い聞かせた。
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小説 185,526 位 / 185,526件 エッセイ・ノンフィクション 7,840 位 / 7,840件
文字数 1,348 最終更新日 2022.03.28 登録日 2022.03.28
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