山本山海苔子

山本山海苔子

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恋愛 連載中 長編
​~壊れゆく幼馴染とキーホルダー。嘘に染まった10年、解けないはずの愛の演算が始まる~ ​愛する者を守るため、彼女を「純白の檻」に閉じ込めた夫。 その箱庭で、ただの人形として生きることを選んだ天才少女。 ――嘘と執着で編まれた歪な新婚生活は、過去から迫る悪意によって崩れ始める。 ​白崎琴音の日常は、数ヶ月前に起きた凄惨な飛行機事故によって唐突に奪われた。 両親を喪った彼女を自らの絶対的な庇護下に置き、「夫」として彼女を囲い込んだのは、巨大企業赤城グループの次期会長であり、政府の裏の仕事も請け負う赤城宗司だった。 ​宗司の愛は、次第に異常な過保護へと変質していく。 外界から完全に遮断された、安全で息の詰まる「白の箱庭」。琴音は夫である彼を愛するがゆえに、自らの内に秘めた“エンジニアとしての特異な才能”を隠し、彼が望む「無力で守られるだけの妻」を演じ続けていた。 ​だが、その歪で穏やかな日常は、突如として終わりを告げる。 両親の命を奪った正体不明のサイバーテロ組織「スパイダー」の影が、再び彼らの周囲で蠢き始めたのだ。 ​宗司の執拗なまでの庇護と、彼に狂信的な執着を向ける女・沙羅。そして、その愛憎劇を特等席で愉しもうとする男・瀬戸蓮。 それぞれの業が交錯し、見えない悪意が再び牙を剥く時。琴音は「守られるだけの妻」でいることをやめ、長年封印していた指先を動かす決意をする。 ​嘘と執着で塗り固められた鳥籠を壊し、不器用な者たちが泥臭く「救済」を探すまでの、焦燥と愛の記録。
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文字数 9,411 最終更新日 2026.05.31 登録日 2026.05.31
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