翠晶 瓈李

翠晶 瓈李

〈すいしょう りり〉です。他サイトでは別の名(ことは りこ)で創作活動しています。 作品をいくつかこちらに引っ越し中です。
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ファンタジー 連載中 長編 R15
「どくみひめ」わたしは王宮でそう呼ばれていた……。 毒を視、毒を嗅ぎ、毒を解し、毒が効かない身体を持つ姫が主人公の物語。 リシュは十歳のとき、母と共に王宮を追放された。 遠く離れた西の辺境で暮らし始めて八年。 最愛の母親も二年前に亡くなった。 前王の実子ではないのに、未だ王家の姫として除籍されていないリシュのもとに、後見人である「おじ様」ことラスバートが二年振りに来訪しリシュに告げる。 「王が君を御所望だ、毒視姫……」 理由は多々ありながらも、半ば強引に、ラスバートはリシュを連れ王宮へ帰還する。 そこでリシュを待っていたのは、前王亡き後、十一歳で即位してから四年。十五歳になったばかりの少年王、ロキルトだった。 魔性王との異名を持つロキルトは、リシュに告げる。 「更なる魔性の力を、我に与えよ……」 伝説の魔花【サリュウス】に宿る魔性の力に繋がる体質を持つリシュを、自分の支配下に置きたがるロキルト。 最初は反感だらけだったリシュも、彼の意外な一面に触れ、王宮で亡き母の残した想いや真実に触れていくうちに、いつしかロキルトのことも気になり始めて……。
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小説 200,208 位 / 200,208件 ファンタジー 46,390 位 / 46,390件
文字数 74,985 最終更新日 2024.08.28 登録日 2024.07.30
遥か昔より精霊を従え、大地を守護するという〈霊獣〉の血を継ぐ眷属が統治している大国〈彩陽国〉。 霊獣は選定の儀式を行い『選ばれし者』が決まる。 『選ばれし者』──それは霊獣と深い縁を結び、貴族と呼ばれる眷属の新たな一員となる者。 そして霊獣の伴侶という意味もあり、選定の儀式は『霊獣の嫁選び』とも呼ばれていた。 ある日、霊獣の呼び声に応えてしまった娘、美琴は『選ばれし者』となった。 『選ばれし者』には『霊獣の伴侶』という意味がある。 美琴を選んだ霊獣の名は紫珱(シオウ)。人の姿に変幻できるが、霊力は完全ではない。 伴侶と心を通わせることで本来の力を戻したいと言うのだが。 内向的な性格で恋愛経験などないお子さまな美琴に対し、やや強引に接する紫珱に戸惑うばかりの日々。 ♢♢♢ 狼のような霊獣って、なんだか怖い。 ……わたし、本当にあなたのお嫁さんにならないといけないのですか⁉
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文字数 103,547 最終更新日 2024.08.10 登録日 2024.07.10
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