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「──陽性よ」絶望の砦で妊娠発覚。人類最後の妊婦に希望はあるのか?
世界崩壊から1年。巨大モールに立てこもる生存者たち。そんな絶望の砦の中である日、若い生存者ユキの妊娠が発覚する。
閉鎖空間でただ「緩やかな死」を待つ生ける屍となっていた生存者たちにとって新たな命は、希望ではない。残された食料や医療品を奪い、静かな諦観で保たれていた秩序を壊す「厄災」として、コミュニティは激しい拒絶反応を示した。
だが、暗闇の中で脈打つ小さな鼓動は、死を受け入れていた大人たちの心を確実に揺さぶっていく。
ユキに宿った新たな命は、絶望しきった生存者たちの瞳に再び光を灯すことができるのか?
死を待つための場所が、命を繋ぐ防壁へと変わる、極限のサバイバルが幕を開ける。
本作品は「カクヨム」「小説家になろう」にも連載しております。
文字数 15,623
最終更新日 2026.11.08
登録日 2026.11.07
実にいい尻だ。結婚したい。
帝国最強の死神の瞳に映るものは──。
「帝国の死神」と恐れられる特務機関第一部隊長、ヴォルフ・ガランド。
屈強な武人である彼の願いは至って素朴――「自分と対等に並び立ち、厳しく叱責してくれる強靭な伴侶」を得ることだった。
自分と生涯を共にするなら、相応の体幹と筋力があって然るべき──。
そう真面目に信じる彼は、反乱軍の女首領や女海賊といった強敵を圧倒的な武力で「無傷」制圧。完璧なロジックと共に手元に残そうとする。
だが、主君である十二歳の公爵令嬢ロザリアが下すのは、完璧な「適材適所」人事。
「その強靭な脚力を活かし、直ちに南方の騎兵隊へ配属しなさい」
死神の真摯な婚活は、幼き主君の正論によってことごとく失敗に終わる。
今日も死神は新たな嫁候補の人相書を片手に新たな戦場へ向かう――!
文字数 4,815
最終更新日 2026.11.08
登録日 2026.11.07
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