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【主要登場人物】
大谷鳴海……主人公。義弟の縫殿助の死により彦十郎家を継ぎ、詰番・番頭と出世していく。
<彦十郎家>
二階堂水山(信義)……鳴海の義兄であり、先代彦十郎。鳴海の父親代わりを務める。
二階堂衛守……鳴海の義弟。
大谷信吉(養泉)……鳴海の実父。
玲子……水山の妻。鳴海の養母。
りん……鳴海の妻。
<上司・同僚>
大谷与兵衛……六番組番頭。大谷家本家の当主。
大谷志摩……詰番。与兵衛の息子。
丹羽丹波……二本松藩家老座上。
日野源太左衛門……家老。
江口三郎右衛門……家老。りんの父。
丹羽和左衛門……郡代。
丹羽新十郎……郡代見習い。和左衛門の養子。
丹羽一学……番頭。後に家老に出世。
小川平助……山鹿流の兵法学者。
三浦十右衛門(義制)……藩の砲術指南指南役。
樽井弥五左衛門……詰番。
種橋主馬介……四番組番頭。
日野大内蔵……二番組番頭。
<五番組の部下>
大島成渡……経済感覚に優れている。
笠間市之進……糠沢組代官。
丹羽権太左衛門……長柄奉行
原兵太夫……弓術師範の免状持ち。
杉内萬左衛門……鍛冶奉行。奥右筆も兼任。
小笠原是馬介……伊東流槍術が得意。
大谷右門……与兵衛の次男。
<二本松藩内の勤皇思想家>
藤田芳之助……剣豪として知られた藤田三郎兵衛の孫。
三浦権太夫(義彰)……丹波や藩公にも直言を辞さない。
安部井清介……父子共に勤皇思想の持ち主。
<商人>
中島黄山(長蔵)……二本松藩の御用商人。城下で蚕種業を営む。
宗形善蔵……針道の富豪。生糸の買付問屋を営む傍ら、貸金業も営む。
<水戸藩・守山藩関係者>
猿田(田中)愿蔵……水戸藩の郷校時雍館の代表。天狗党。
藤田小五郎……水戸藩の改革派、藤田東湖の四男。天狗党。
三浦平八郎……守山藩の顔役。
武田耕雲斎……水戸藩執政。
|山野辺《やまのべ》|義芸《よしつね》……助川海防城主。元水戸藩執政。
<水戸藩関係者(諸生党)>
|戸祭《とまつり》|久之允《ひさのじょう》……大沼海防陣営掛
|寺門《てらかど》|登一郎《といちろう》……指引役。太田より出陣し、民兵を率いて戦う。
菊地善左衛門……戸祭の同僚。
内藤|弥太夫《やだゆう》……太田守備隊長兼軍監。日立方面の天狗党討伐責任者。
|相羽《あいば》|九十郎《くつろう》……山下防御掛。
|佐治《さじ》七右衛門……太田御殿固め役。
|筧《かけい》助太夫……水戸藩家老。
市川三左衛門……諸生党筆頭の水戸藩家老。
<その他>
丹羽長国……二本松藩第十代藩主。
水野勝知(日向守)……長国公の実弟。結城藩主。
文字数 388,690
最終更新日 2024.09.24
登録日 2023.08.17
別作、「鬼と天狗」の五番組の一員として出てくる笠間市之進。戊辰戦争の頃は糠沢組代官として活躍し、ある密命を帯びていたと笠間家には伝えられています。
ご子孫の方から伺った笠間家の伝承と、白沢村史収録の史伝を合わせながら、独立の短編にしてみました。
文字数 24,692
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.01
<剛介の初恋>
本編である「直違の紋に誓って」を書いている最中に、気分転換も兼ねて書き下ろし、本編に先駆けて発表した作品です。
二本松の戦火を逃れて会津に保護された剛介は、どのような青春時代を送ったのか。本編では書ききれなかった青春時代について、描いています。
<父の背中>
会津で父の顔を知らずに育った少年、遠藤貞信。14歳の夏、母の導きにより彼は父との再会を果たします。貞信の父、剛介が妻に語れなかった、会津を離れた本当の理由とは……。
noteで本編を連載中に、フォロワー様から「剛介のその後が知りたい」というリクエストを頂き、誕生した作品です。
文字数 32,257
最終更新日 2023.08.15
登録日 2023.06.05
長編の次作である「鬼と天狗」の習作として、書き下ろしてみました。
舞台は幕末の二本松藩。まだ戦火が遠くにあった頃、少しひねくれたところのある武士、大谷鳴海の日常の一コマです。
尚、鳴海は拙作「直違の紋に誓って」でも、主役の剛介を会津に導くナビゲーター役を務めています。
文字数 19,652
最終更新日 2023.06.15
登録日 2023.06.15
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