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朱桜神社に奉納されていた百鬼の壺(持っているものの欲を増幅する力がある。時価七億以上)が盗まれるところから話が始まる。 そしてその朝、それを盗んだとされる志摩が変わり果てた姿で発見された。 志摩は誰に殺されたのか?そして百鬼の壺は何処に? その事件を解くカギは、白神打数の魂の色を見る目だった。白神は小学生の頃事故で死にそうになり、何とか生還した際、その能力を得た。 魂の色が青白ければ通常の状態。赤なら嘘を吐いていて、黒なら人を殺めたことが有る。 白神はその能力をヤクザに見込まれ、組員の中から志摩を殺害した犯人を突き止めてしまう。 しかし、そこで事件は解決しなかった。百鬼の壺が消えたからだ。 どうやら志摩は、百鬼の壺を盗んだ際、独占欲に駆られてどこかに隠したらしい。 そして白神は、その能力を駆使して事件の真相に迫っていくことになる。
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文字数 32,040 最終更新日 2022.05.28 登録日 2022.02.27
原因不明の症状で、毎日数人の人間が倒れては救急搬送されている。と言う事件を追っていた影梨テキト(週刊誌記者)の元に、突然二人の警察官が現れ、殺人事件の容疑者として連行されることになる。  詳細な説明も無く護送車に乗せられた影梨は、顔なじみの同級生二人と会い、喧嘩をしながらも目的地となる二階建ての木造建築物に着く。  目的地に着いた容疑者の数は十八人。しかし、またしても何の説明も無く、容疑者が聞かされたのは、明日の九時に説明するからと言う曖昧な言葉のみ。  そして迎えた翌朝、顔なじみの同級生一人と二人の男女が抜け殻のような状態で見つかった。  状況がわからない容疑者たちに、この作戦の責任者の星川と言う女性から、こう説明があった。 「この中にいま、世間を騒がせている人喰いが三体紛れ込んでいます。人喰いは人間の魂を一日に一人分食べます。と言うわけで、これから皆さんで、話し合いによって三体の人喰いをあぶり出して下さい」  かくして始まった。人喰いと人間、そして人喰いに対抗できる特性を持った者たちの、命(たましい)を懸けた戦い(追放会議)が。
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文字数 112,332 最終更新日 2021.12.26 登録日 2021.12.14
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