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 リーファは、自ら望んで後宮に輿入れした。  かつて自身が命を救われた稀代の賢帝に、心を奪われていたから。  しかし後宮に彼の方は来ない。  醜姿の皇帝と呼ばれ、影で嘲笑されていることを……後宮の美女たちが抱かれたくないと思っていることを、おそらくは察しているから。  だからリーファは、後宮に来た。  貴方を慕う者はここにいるのだと、毎日文を送り続ける。  正妃にはなれずとも、あの優しい皇帝の愛妾くらいにはなれると信じて。  そして後宮の美女たちへ、彼の内面の魅力を伝えるのだ。  
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文字数 23,070 最終更新日 2021.02.10 登録日 2021.02.08
非常階段の一段目に腰掛けているクラスメイトの彼女は、いつも昼休みにスマホで小説を書いている。 その後ろ姿を、非常階段の二階から手すり越しに眺めていた。 ある日、彼女がそんな自分に気づき、たわいない会話をするようになる。 昼休みの会話が交わされる、二人の距離はちょうど建物一階分。 ーーーこれは彼が、小説を書く彼女の背もたれになるまでの物語。
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文字数 13,791 最終更新日 2021.02.08 登録日 2020.08.26
 異世界で、勇者が魔王に破れた。  勇者は最後の力を振り絞り、異世界から魔王を倒す力を持つ者を召喚する。  魔力や精霊力のカケラも感じられないその人物は、赤い鋼鉄の外殻を纏う、オーガに似た変身ヒーローだった!?  勇者に後を託されたエルフ族の巫女、アーレンハイトは彼に助力を求める。  あっさり承諾した彼は、信じられない事に倒した魔物を焼いて食った。 「うぉぉ……なんだこの肉、すげぇ旨いぞ!?」  これはアーレンハイトと、ちょっと変な異空の勇者が、旨い魔物を食うついでに必殺技で世界を救う、そんなお話。
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文字数 58,380 最終更新日 2020.05.30 登録日 2019.04.29
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