シキ

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シキです。カクヨムでも活動してます。ネタが文章にならないことが悩みで、更新に間が開くこともあるかもしれませんが温かい目で見てください。感想なども是非!
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SF 連載中 長編
その少年、果てしない時を越えた先で何をするのかーー? 田舎に住む少年「降野(ふりの)弥勒(みろく)」は、中学二年、一学期の終業式を迎えた。夏特有の茹だるような暑さにバテ、駄菓子屋前のベンチでアイスを片手にダレていた。一向に動かないため、友人二人に駄菓子屋においてかれた彼。少し休んだあと、駄菓子屋店主の八千代という老婆にトイレを借りた。軽口をたたきながらも、せっせと用を済ませ、再びドアを開けた先。  ーーそこには、清廉な空気漂う中、石畳に鎮座する鳥居と社が存在したのだ。 ドアが軋むほど開け閉めしても変わらない景色。一体何がどうなっているのか。 「トイレのドアを開けた先は、なんか神聖そうな場所でした……ってか?」 ここからはじまる物語。誰にも予想できない弥勒の言動が、今後どう作用するのか、未だわからない。 ※カクヨムでも公開中
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小説 184,069 位 / 184,069件 SF 5,105 位 / 5,105件
文字数 29,461 最終更新日 2024.01.09 登録日 2023.07.04
自殺を図った男ーー榊 生世は、目が覚めると見知らぬ場所に居た。 自身の数十倍はあるだろう木々が生い茂り、その中の一際巨大な木の根元。そこで眠っていたのだ。 ここはどこなのか、なぜ自分は、自殺などを図ったのか。記憶が曖昧になりながらも、生世は森を探索することを決め、歩き出す。 感じない空腹、疲労感、喉の乾き、徐々に違和感が顔を出してくる中、森を抜けた先には、信じられないものがあった。 「…なんだこれーー果物、か?」 まさに、木の宝石。果物のような見た目であるが、見た目は宝石のようにキラキラと美しく、果物を模した宝石だと言われれば信じてしまいそうな程だ。なぜか落ちていた、くすんだ色で輝くそれを、生世は持ち上げる。そうして、なにかに導かれるように口を開けたーーその時だった。 「それオレのだから!」 転がり込んできた小さな影に、驚愕をあらわにする生世。 現れたのは、一人の少年だった。 ふんだくるように果物を掴んだ少年は、覚悟を決めた顔で食べる。 唖然としつつも、生世は自分以外にも人が居たことに少し安心をした。 少年が言うには、ここは楽園と呼ばれる生命の保管場所。そして、この果物は生命そのものであるとのことだ。 生世はなぜ自殺したのか、なぜここにいるのか、それらの謎を解かなければ果物が腐り落ちてしまう。 制限時間は、48時間59分。 彼は、この楽園で思い出すことができるだろうか。 なぜ少年は、楽園について詳しいのだろうか。 一体何者なのか。 それは、48時間後に明らかになる。
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小説 184,069 位 / 184,069件 ライト文芸 7,400 位 / 7,400件
文字数 3,653 最終更新日 2023.07.02 登録日 2023.06.29
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