伊佐ヅカ

伊佐ヅカ

更新はマイペースですが、最後まで書き切ることを目指しています。
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BL 完結 長編 R18
鶴華になら、何をされてもいい──。 大学生の僕は、あの夜、恋を知った。 夜の街のネオンに生きる鶴華。 艶やかなドレスに身を包み、どこか哀しげに笑うその人は、 酔いつぶれた僕を優しく介抱してくれた。 それがすべての始まりだった。 距離が縮まり、恋心を自覚した瞬間、日常は音を立てて崩れた。 求めるほど、互いを壊していった。 成す術もなく、掌から零れ落ちていく彼を見つめるしかできなかった。 ──自分の無力さと絶望の中で、僕は大人になった。 数年後、区役所職員となった僕は、再び鶴華と出会う。 今度は、ホームレスと支援員という形で。 そこにいたのは、かつての華やかさを失い、それでも必死に立ち上がろうとする彼だった。 再び芽吹く恋心に、薬と暴力という現実が立ちはだかる。 それでも信じている。 もう一度、彼を愛せると。 もう一度、二人で歩けると。 僕たちが見つけたのは、支配ではなく、寄り添う愛。 繊細な二人が、互いの傷を映し合うように愛し合う物語。 ※違法薬物・DVの描写を含みます。苦手な方はご注意ください。 ※実在の地名・団体名が登場しますが、すべてフィクションです。 全二十七話・完結保証。 感想を頂けると、とても励みになります。
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小説 212,246 位 / 212,246件 BL 29,464 位 / 29,464件
文字数 129,898 最終更新日 2025.11.20 登録日 2025.10.25
BL 完結 長編 R15
十年の恋を手放し、 逃げるように南の島・父島へ赴任した高校教師、佐伯清。 海と空の青に包まれた景色も、 今の彼には色を持たない――はずだった。 出会ったのは、地元の民宿を手伝う高校三年生・我妻湊。 人懐こくて真っすぐで、少し強引なその笑顔は、 清の心の奥にしまい込んだ温度を、容赦なく揺らしてくる。 「先生、ちゃんと食べてますか?」 「流れ星、見に行きましょう」 海の輝き、星降る夜、夏の匂い。 触れたら最後、もう引き返せない予感が、静かに膨らんでいく。 やがて湊は、清を守るために島を出る決意を固める。 それは、ただの恋心を超えて、大人になるための選択だった。 傷を抱えた大人と、未来へ踏み出す青年。 父島の青が、二人の距離を変えていく――。
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小説 35,190 位 / 212,246件 BL 9,829 位 / 29,464件
文字数 43,100 最終更新日 2025.08.22 登録日 2025.08.15
BL 連載中 長編 R18
魔法が存在する異国・神代皇国(しんだいこうこく)。 “魔法が使えない最下層の民=非人”として生まれた少年・實(オイ)は、誰にも愛されず、ただ静かに生きるしかなかった。 そんな彼の運命は、ある日、皇国の名家・宇賀神家の御曹司・辰彰(たつあき)を助けたことで一変する。 命を助けた礼に”養い子”として皇都の屋敷へ引き取られ、衣食住に加え教育をも与えられる。 だが、迎えられた先は温かな居場所などではなく―― 上流階級の冷たい視線と、無遠慮な噂が吹き荒れる場所だった。 「辰義様に気に入られている? あの年で可愛がられてるなんて、まさか……男妾?」 「非人風情が、何の目的で皇都に?」 ひそひそと交わされる声に、胸の奥が軋む。 けれど實には諦めきれないものがあった。 「非人でも戦える手段を、この手で作る」 前世の記憶を活かして、“銃”という魔法に頼らない武器の開発に挑み始める。 やがて、その異端の知識と行動は、彼を救った相手―― 養い親・辰彰との奇妙な接近を呼び寄せる。 「本当に……祖父とは何もないんだな?」 初めは敵意を剥き出しにしていた辰彰の瞳が、少しずつ揺れていく。 冷たい視線の裏に隠された、孤独と情熱。 惹かれてはいけない。けれど、抗えない。 身分差、噂、戦争、そして許されぬ感情—— 複雑に絡み合う運命の中で、ふたりは何を選び、何を守るのか。 冷酷な将校×魔法のない少年が織りなす、切なくも熱い軍服×身分差BL、開幕。
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小説 35,190 位 / 212,246件 BL 9,829 位 / 29,464件
文字数 293,995 最終更新日 2025.06.23 登録日 2024.04.28
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