世の中「なめてくるバカ」が多すぎて、共感、感動、絶賛の声殺到! 大人気Web連載『なめてくるバカを黙らせる技術』が大幅加筆のうえ、待望の書籍化!
「いつも私だけ扱いが雑」「会社の若手がタメ口で話してくる」「待ち合わせをするといつも遅刻される」「損な役回りを押しつけられがち」
気にしても仕方ないと思いつつ、「私、なめられてるのかな…」と悩んでしまう。そんな人は少なくありません。じつは、人からなめられているかどうかは、ささいなことのようでいて、仕事、人間関係を左右するほど重要な問題です。言ってしまえば、なめられているとコスパの悪い人生を歩むことになり、取り返しがつかないほど大損するのです。今すぐに、なめてくるバカを黙らせる技術を身につけ、奪われた人生を取り戻しましょう。
この記事では期間限定で書籍内容の一部を紹介しています。
これまで、第6回、第7回、第8回、第9回と、なめてくる相手に対処する方法について具体的に解説してきた。だが、対処法を知るだけではまだ足りない。
というのも、頭で理解して「知っていること」と、実際に「対処すること」の間には、長い長い距離があるのだ。頭でわかっていても、いざ現実世界でなめてかかられると、恐怖で身が硬直して言われるがままになったり、言いたい言葉が口から出てこなくなったりするのだ。
そこまでいかずとも、相手からマウントを取られることが多い筆者もそうだが、「本当に彼らに反撃して大丈夫だろうか?」と不安になってしまうのが普通だろう。
このように、反撃できずに及び腰になってしまう理由はたった一つ。それは、相手が正体不明だからである。相手が自分とはまったく異なる価値観を持った生き物であるという不安があるために、対処法を知っていたとしても勇気を持って実行できないのだ。
しかし大丈夫だ。そんな読者の不安な心理をしっかり想定して書いている。ズバリ、この連載の役割は「わかった」を「できる」に変えることにある。
なめてくる相手に対して、自信を持って毅然と対応するには、彼らの頭の中がわかっていればいい。
幽霊の正体見たり枯れ尾花、ということわざがあるように、「怖い怖い」と思うのは相手の正体がわからないからだ。相手の心の中が透けて見れば何も怖くはない。
では、相手の頭をまる裸にしてしまおう。
まず理解しておいてもらいたいのは、「なめてくるバカは、決して強者などではない。むしろ弱い」という事実だ。
そんなバカな!? 弱者であれば相手を攻撃するはずないではないか、と思われるかもしれないが、弱い犬ほどよく吠えるという言葉がある通り、すぐ荒ぶる者、大声を出す者ほど実際は弱い。
なので、なめてくる相手の口先の威嚇にビビる必要はない。彼らに強さなど微塵もないからだ。威嚇にビビらず、動じない。これが最強のソリューションである。
ここで、人間に近い動物である猿の例を持ち出そう。
猿は威嚇行動として、体を大きく見せたり、牙を見せたり、うなり声を上げたりする。そしてこれらの行動は、相手に恐怖を与えて自分の優位を示すことを目的としている。
だからこそ、猿に襲われたときにその威嚇におびえて背を向けて逃げようとすると、猿は相手より自分が強いと感じてさらに攻撃的になるのだ。
その一方で、威嚇にビビらずに落ち着いた態度でいると、猿は「威嚇が通用しない」と理解し、威嚇をやめて逆に態度が柔和になるという。
人間社会も、じつはこれと同じだ。
なめてくる相手が口先であなたを威嚇するとき、彼らはあなたの動揺を観察している。そして、普通の人は日常生活を送っていて威嚇されることなどないので動揺してしまうものだが、そんな動揺に付けこんで畳みかけてくるのだ。
これが、なめた態度をとってくる人の内面のすべてである。つまりは、猿の威嚇行動と一緒なのである。