なめてくるバカを黙らせる技術

さすがにキレてよし! なめられてムカついたときの正しい反撃の仕方

2025.11.12 公式 なめてくるバカを黙らせる技術 第19回
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「いつも私だけ扱いが雑」「待ち合わせをするといつも遅刻される」「損な役回りを押しつけられがち」
気にしても仕方ないと思いつつ、「私、なめられてるのかな」と悩んでしまう。そんな人は少なくないようです。じつは、この「なめる/なめられる」問題はささいなことのようで、人間関係、仕事、ひいては人生すべてさえ左右する重要なトピックスです。
実業家でライターでもある黒坂岳央氏は、グローバルな環境での勤務経験、独立起業を経て、「なめられると人生で損をする」という真理にたどり着いたそうです。この連載をまとめ、加筆・改稿したビジネス書『なめてくるバカをだまらせる技術』が、アルファポリスより好評発売中です。

反撃の作法① 理性で反撃する

SNSなどでもてはやされている「やられたらやり返せ」という意見は、正直そのとおりだと思う。だが、現実的ではない。
それができない人がなめられるのだし、何をどこまでやればいいのかもはっきりわからない。下手をすると、相手を激昂させますます加虐が高まるリスクだってある。では、どうすればいいのか? 

結論から言えば、感情的にやり返すのではなく、理性的に考えたうえで、反撃戦略を練るのだ。そうしてその戦略に基づき、自分をなめることのコストを払わせるのである。
本書の最後のまとめとして、なめてくる相手を合理的に黙らせ、人間関係の主導権を握る技術を紹介する。

「反撃」と言うと、怒りや復讐心に任せて、感情的にやり返すことだと思われやすい。しかし、本当に効果のある反撃とは、もっと冷静で論理的な行動であるべきだ。この発想は、ゲーム理論の考え方に通じている。

ゲーム理論とは、複数の意思決定者(プレイヤー)が互いに最適な戦略を探り合うという理論だ。ここで重要なのは、「ある行動を取ったときのコストと利得を比較し、人は利得が上回る限りその行動を繰り返す」というもの。これが、ゲーム理論の基本原則である。この原則に従えば、得のない行動をする人はだれ1人おらず、損をするなら人間は行動しない、ということになる。

さっそく、ゲーム理論の原則に従って考えてみよう。なめてくる相手はなぜわざわざそのような行動をしてくるのか。それは、あなたをなめることはほぼノーコストで、むしろ自己優位感といった実利があるからだ。つまり、相手の頭の中では、利得がコストを上回るという不等式が成立している状態なのだ。
反撃とは、この不等式を崩す作業である。なめてくる行動にはコストが発生すると、相手に学習させること。これにより相手は損な行動を避けるようになり、やがてその関係性は静かに修正されていくというわけだ。
この戦略が有効な理由は、相手からよけいな恨みを買うことなく、周囲にも悪印象を抱かせない点にある。正面から殴り合うようなケンカではなく、ジワジワと、かつ合法的に痛みを返す。これがもっとも効果的で、あと腐れのないなめ返しの方法なのだ。

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プロフィール

黒坂岳央
黒坂岳央

1981年大阪府生まれ。実業家。学生時代から人間関係でなめられることに苦しみ、社会に出ても理不尽な扱いを受け続けた経験を持つ。しかし、その経験を逆手に取り、なめられないための戦略を研究、体系化した。現在は、本業のかたわら、アゴラ、プレジデント、Yahoo!ニュースなどネットメディアでニュース・オピニオン記事を執筆し、PVの最高値は1記事で150万PV超。テレビ朝日系、TBSラジオなどテレビ・ラジオ番組にも多数出演している。なめられる弱者だった立場から、自らを研究対象として積み上げてきた経験を土台に本書を執筆している。

著書

なめてくるバカを黙らせる技術

黒坂岳央 /
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