人事はあなたのココを見ている!

「挨拶」を軽く見ていた社員が、人事から悲惨な評価を下された理由

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毎朝ちゃんと挨拶していますか?

「高い業績をあげているのに、会社から評価されない」
「実力と給与が見合わない」
「自分ではなく○○が昇進するのが納得できない」

そんな悩みや不満がある人に、ぜひチェックしてほしいことがあります。

毎朝、職場のメンバーに「おはようございます」と明るくはっきりと声をかけていますか? 
エレベーターや廊下で他部署の人に会ったら、爽やかに「おつかれさまです」と言っていますか?
仕事が終わって帰る際、しっかりと「お先に失礼します」と声をかけていますか?

もし、ひとつでも「NO」があるようでしたら、
それが評価や給与が上がらない理由かもしれません。

なぜなら、評価を左右する重要なポイントのひとつが、「挨拶」だからです。

「新人じゃあるまいし、馬鹿馬鹿しい!」
そう思う人もいるかもしれません。
しかし、これは多くの会社における事実なのです。

挨拶ができない人は、高い評価を得られません。
評価が上がらなければ、給与も上がりません。
当然、昇進もできません。

逆にいうと、「挨拶」をきちんとすることで、評価を上げることは可能なのです。

経営者や役員も「挨拶」を重視している

社員の評価を決めるために、多くの会社では評価調整会議(通称「評価会議」)と呼ばれるミーティングを行なっています。

経営者や役員、部長、人事などが集まり、社員の自己評価や上長の一次評価を精査し、評価の妥当性を検討したり、甘辛の調整を行なったりしているのです。

最近は評価の公正性を保つために外部のコンサルタントを交える企業も多く、私も、さまざまな企業の評価会議に出席させていただいています。

すると、多くの企業で、このようなやりとりが交わされています。

部長A「○○は、今期も目標達成率が140%。営業チーム全体でも前年の120%。評価を『S』にして、部長に昇進させてもいいんじゃないですか」
部長B「ちょっと待って。たしかに業績はあげているけど、アイツ、エレベーターで一緒になっても、挨拶しないよ」
人事C「実は、同じフロアの誰にも挨拶しないと、他部署でも言われていました」
役員D「そうなの? それはまずいね」
部長B「挨拶は、社会人の基本ですよね。それができない人間を部門の長にするのは、会社としてどうなんでしょうか?」
経営者「ダメだね。それが本当なら、評価は『A』もつけられないな」

社員の評価は、業績だけで決まるわけでありません。
基本的には「成果」と「行動」によって判断されます。

「成果」とは、会社の目標達成にどれだけ貢献したか。
「行動」とは、求められる行動をしっかり取っているか。

等級、役職、職種などによって求められる「行動」は異なりますが、挨拶は、あらゆる社員に求められる、社会人としての最低限のマナーです。
それができない社員は、当然「行動」の評価が低くなります。

また、経営者や役員など、社内で大きな影響力を持っている人ほど、業績だけではなく、「人としてのあり方」を重要視しています。

新人ならまだしも、挨拶をしない=他者に敬意を払わない社員に、人に上に立つ重要なポジションを任せたいと思うでしょうか?

「挨拶」をするかしないか。些細なことに思えるかもしれませんが、これはあなたの将来を決める、極めて重要な問題なのです。

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プロフィール

西尾 太
西尾 太

人事コンサルタント。フォー・ノーツ株式会社代表取締役社長。「人事の学校」「人事プロデューサークラブ」主宰。
1965年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。いすゞ自動車労務部門、リクルート人材総合サービス部門を経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)にて人事部長、クリエイターエージェンシー業務を行なうクリーク・アンド・リバー社にて人事・総務部長を歴任。これまで1万人超の採用、昇進面接、管理職研修、階層別研修を行なう。パーソナリティとキャリア形成を可視化する適性検査「B-CAV test」を開発し、統計学に基づいた科学的なフィードバック体制を確立する。中でも「年収の多寡は影響力に比例する」という持論は好評を博している。
著書に『人事担当者が知っておきたい、10の基礎知識。8つの心構え。』(労務行政)、『人事の超プロが明かす評価基準』(三笠書房)、『働き方が変わる、会社が変わる、人事ポリシー』(方丈社)、『プロの人事力』(労務行政)などがある。

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