頑張らないでやる気を出すコツ

「忘れる習慣」が“やる気”を持続させる

2018.09.24 公式 頑張らないでやる気を出すコツ 第14回
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「嫌な出来事」は、きれいサッパリ「忘れる」こと

こんにちは、感情コミュニケーション術専門家の沖本るり子です。「失敗は成功のもと」といった「ことわざ」があるように、日々の中での「失敗」は、上手に活かせると、その後の自分にとって財産になります。しかし、その活かし方を間違えると、大切な自分の“やる気”を削ぐ原因になることがあります。なので「失敗」は、一旦は忘れてしまった方がよいのです。

私たちの日々は「失敗」の連続です。人は誰しも完璧ではありません。実は、毎日のように、何かしらの小さな「失敗」をしているものです。

そんな中で、人は「失敗」が大きいほど「どうして失敗したのか」などと原因を突き止めようとします。同じ「失敗」を繰り返さないために、その経験を活かそうとするのです。まじめな人ほど、このように考えがちではないでしょうか。

しかし、「失敗」には自己嫌悪や悔しさなどのマイナスの感情が伴います。さらに、仮に仕事上で「失敗」すると、周囲から批判を浴びたり上司から叱責されたりする場合も多々あります。そのために、理不尽な思いをすることもあるでしょう。「失敗」は、そのときの自分にとっては「嫌な出来事」に他なりません。

そして、この「嫌な出来事」は、当分の間は「嫌な出来事」のままです。ですから、「失敗」の経験をその直後に活かそうとすると、「失敗」したときに生まれたマイナスの感情まで引きずってしまうことになります。たとえ、「失敗」の翌日に違うことをしようとしても、その「失敗」の記憶が残っているだけで“やる気”を削がれる原因になってしまうのです。

ですから、「失敗」などの自分にとって「嫌な出来事」は、一旦きれいに忘れてしまいましょう。すぐに「活かそう」とするのではなく、まるで何もなかったかのように、気持ちを切り替えてしまうのです。職場で、翌日も同じ仕事をしなければならない場合も、前日の「失敗」は気持ちを切り替えて、全く新しい仕事として取り組む姿勢が“やる気”を持続させるという意味では重要なことなのです。肝心なのは、「失敗」したときのマイナスの感情を引きずらないことです。

昨日の「失敗」は、多くの場合、今日には活かされません。むしろ「成功」の妨げになってしまいます。「嫌な出来事」は一旦忘れて、1日1日を新しい気持ちで過ごすことを意識してみてください。

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プロフィール

沖本るり子
沖本るり子

株式会社CHEERFUL代表。感情とコミュニケーションの上手な活用によって、人と組織を育成する専門家。数多くの企業研修を請け負う傍ら、合計7冊のビジネス書の出版実績も持つ。現在は主に人財育成をテーマとし、中小企業の組織活性化のサポートを行なっている。

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