第1回 「そろそろお金のことちゃんとしなきゃだけど、面倒くさい…」ズボラなままお金が貯まる簡単な方法
2026.05.12
ズボラお金術
全国のアニメ聖地巡礼の経済効果を取り込もうとする動きは、2025年に聖地88か所の選定を行う都道府県が36と過去最多に並ぶなど、加速する一方だ。政府も2024年9月のコンテンツ産業官民協議会でアニメを日本の基幹コンテンツとして位置づけており、官民連携の取り組みは今後さらに活発化が予想される。
日本のアニメは、地方が長年「弱点」と位置づけてきた要素——辺鄙なロケーション、開発されていない景観、人口の少なさ——を、一転して世界のファンを引き寄せる「強み」へと変換する力を持っている。
インバウンド消費が自動車産業に次ぐ外貨獲得産業にまで成長した今、その恩恵をどこが取り込むかは、都市部と地方の観光競争力を左右する戦略的問題でもある。「どんな作品の聖地になるか」という偶発性に依存するだけでなく、受け入れ態勢の整備と住民を巻き込んだ持続的な仕組みづくりを先行して行う自治体が、次世代のインバウンド誘致を牽引していくことになるだろう。
(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=湯浅郁夫/観光政策アナリスト)