身代わり婚~光を失った騎士団長は、令嬢へ愛を捧げる

両親に先立たれ、叔父夫婦に引き取られたカタリナは使用人同然に働かされ、虐げられる日々を過ごす。

ある日、叔父夫婦の娘、アスターシャの代わりに、彼女の許嫁である公爵家当主のレオンに嫁ぐよう命じられる。

何でもレオンは戦いの傷が元で失明してしまったらしく、アスターシャはそんな男には絶対に嫁ぎたくないと駄々をこねているらしい。

最初はレオンから拒絶されるも、献身的なカタリナに少しずつ心を開き、やがて愛し合う。

そこに、失明を回復させる手術の話が舞い込んでくる。

しかし手術には海外に行かねばならず、一年間は戻ってこられない。

それでも失明が治るならと、カタリナはレオンを送り出す。

時期を同じくしてカタリナの妊娠が発覚。子どもを出産したところにやってきたのは、アスターシャだった。

彼女はレオンの手術が成功したことを風の噂で知り、公爵夫人に戻るためにやってきたのだ。

赤ん坊を奪われ、屋敷を追い出されるカタリナ。

果たしてレオンと、カタリナは再び夫婦の絆を取り戻せるのか――。
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