セヴンティ・ツーの狼〜天使のために天使を狩る悪魔の話〜
この世には、ヒトと動植物、そして〈ヒトならざる異形〉が同時に呼吸をしている────。
異形とは・・・精霊、天使、あるいは悪魔。
中でも悪魔たちは〈魔法〉と呼ばれる多種多様な属性を持つ高難度の技術を扱い、生活にすら取り入れてしまう魔法に長けた異形である。
そうした悪魔の中でも特に強大な魔法を扱い、槍や斧など殺傷力の高い武器と組み合わせ戦いを好む者がいた。彼らは〈ソロモン72柱の悪魔〉として列挙され、壺に封じられ湖へ沈められた悪魔どもである。
時は過ぎ17世紀、何者かによって封印の解かれた72柱の悪魔たちはかつてのように争いを繰り返すことはせず、72柱全員が弱きを補い、強きを輝かせ、悪魔という種として均衡を保つことを選んだ。団結した悪魔は組織として力をつけていき、悪魔を狩る天使軍との戦闘では幾度となく勝利を収めていたのであった。
そして現代……20XX年 5月9日。
世界を揺るがす事件は静かに序奏を奏でる。
悪魔たちが紡ぐ〈信仰と戦う〉ダークファンタジー、開幕!
〈正義の是非〉と〈狂信〉が織りなす地獄へ、ようこそ。
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