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ジンさんは執着系変態でした *
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え、これR-18ですよね?っと思うくらいに健全なお話が続いています。
が、今回ちょっとエグいエロ表現が入ります。
入室ご注意ください。 by 作者
ーーーーーーーーーー
ただ今、パンティの小部屋、もとい相談室。
あの脅迫してきた野郎に趣旨を伝えた。
あの女の子と週末会えますと言ったら、叫ばれた。
鼓膜が破れんばかりのジンの叫び声だ。
いやいやそんな大喜びだなんて……本人がここにいるんですけどっと思うが言えないのが今の私の境遇。
どうやらこの優男、自分が脅迫してまで勝ち取ったこの約束事を嬉しくてたまらないと言った感じで、ニヤニヤしながら話し続けている。
「ねえ、パンティさん、あの子の好きなもの教えてよ」とか、「好きな色は?」
「あ、まさか好きなタイプの男とか知っている? あ、でも俺みたいのじゃなかったら、ショックだな。いーや、俺色に染めちゃえばいいんだし……」
いや、絶対に染まりたくない。
染めないで欲しい。
次にふっと、翳りのある顔で、「絶対にモノにする……」っと少し低音で呟かれて、そのターゲットであるはずのパンダの中身の私が固まった。
「ちょっと無理強いは犯罪です!」と正論をかましたが、どうやら、このジンって奴は思ったよりかなりの鬼畜さんらしい。
「俺はさあ、パンティさんと違って、けっこうの肉食派だからさぁ…」
何かじわじわと感じる寒気を抑えながら、この何か企んでいる男を見据える。
いやいや肉食だなんて焼肉屋の話をしているのではないと流石の私でもわかる。
結構、あなたグイグイくるタイプですよねっと内心に思う。
「え、どうする気?」
そうだ。この勢いでレオさんに言われたように、聞き込み調査をしなければいけない。
傾向と対策ができるからだ。
まさか、それがこんなに背筋にぞーっと感じるものだとは決して想像せずに……。
「え、あ? あのさぁ、 女の子が喜びそうなところに言って、イチャイチャするんだよ? わかるでしょ、いくらパンティさんだって……」
「イチャイチャって……」
「おい、まさかパンティさんって童貞? まじかよ。そのなりだったら、男も女も食いたい放題でヤリまくりだと思ったけど?」
いや、何かこの男がズレまくっているのを初めて感じた。
いやいや、もしかしてこれが騎士団という仮面を被った野獣たちの本当の生態なのかもしれない。
子供たちのアイドル的な存在でもある着ぐるみさんが、そんな、男も女もヤリまくりって、想像するだけで、何か脳細胞が壊れていく。
「食い放題ではありません。いや、ですから、何をするつもりなんですか? あの女性と会って」
何それ。
人をバカにしたような目線。
わかりきったような顔をしないでください。
わからないから聞いてんだよ。このヤロウ!
「バカだな。パンティさん。モノにしちゃうに決まってんでしょ?」
決定した。
このジンって子、鬼畜と呼ぶことにした。
参考までにもっと聞いておこうと思った。
だって狙われるのは自分なのだから……。
「あのどうやって女子、いやその子をものにするんですか?」
「え? 俺から伝授されたいの? じゃー少し技を教えてやろっか…」っと言って、ジンが色々と技らしきものを教えてくれる。
聞いていて、段々とパンダの着ぐるみの中が熱くなってきた。
そう、最初はよかった。
なんでも、彼の技の一つは、『ベンチに休もっか』と言って座らせる。
そして、『ああ、疲れた~!』と言って自分の腕を大きく上げてそれを女の肩に回すらしい。
それで女が振りほどかなければ、かなりの確率でイケるという。
ええ?
なにそれ?
イケるってまさか?
ジンと出かけるときには、ベンチには絶対に座らないと誓った。
固まっているパンダを横目にジンがジュルっと唾を飲み込んだ。
おい!
それは一体なんなんだ!
飲み込むな!
下唇を艶めかしく舌で舐めている。
そのニヤリっとした微笑みもいらないし!
パンダの中で罵声を堪える。
「なんだよ。パンティさんも興奮気味? それで、まあ、ありきたりだけどさぁ、いかにその人が美しいかとか、どれだけ恋い焦がれているか、説明して口説くんだよ。それでぼおーーーっとしているときに、顎をくいっとあげてキスだよ。それからがお楽しみの時間だ……」
うわーーー!!
それは自分にとっては拷問だ。
お楽しみではなく、また処刑への第一歩に近い。
「ああ、あの女、処女かな……。そしたら、まじ嬉しいな。キスでもうトロントロンにさせちゃったら、もっと進んじゃうかもな。手でまずイかせて、ぐちゃぐちゃにあそこを舐め入れて、一晩中、イかせたいよな。ああ、たまらないなぁ…俺、監禁しちゃうかも。彼女のこと」
ブルブルとパンダの自分が震えている。
どうやら、今自分はデートでレイプされ、監禁コースの途中だったらしい。
ヤバすぎる。
正直、この馬鹿者とデートを約束した自分を呪ったが、その相手に自分の手のうちを勝手に述べてデレている奴ほど馬鹿ではないと自分の愚行を顧みる。
「ええ? パンティさん、嫉妬? でも彼女が処女じゃなかったら、もうあれだ。外でやっちゃうかもな。やっぱりあれぐらい美人だと意外とみんな恐れ多くて手がつかないと俺は睨んでいるんだ。だから、エロで俺の虜にさせてやるしかないよな。まあこれからちょっと連れ込める宿探しておくか。だって初めてが、青姦で立ちでバックってまずいだろ?」
うわーー!!
卑猥すぎる。
外で立ちでバックって、何よ!
私、まだピュアなJKだから!
ドラマのキスシーンでもドキドキしちゃう、自分で言うのもなんだけど、すごいピュアな女子高生だから!!!
でも、問題はそこじゃない。
は、犯罪者がここにいます!!っと、まだ未遂者をどうやって通報すりゃいいんだとも思う。
それから、女を口説き落とすテクニックからなぜかエッチのテクニックに話が移行して、気持ちがいいアレのスポットとか、あれをこれを摩ると女はイくとか、ああ聞きたくない情報が満載だった。
どうしよう。
パンティの小部屋が本当に、タイトルの通りの完全は卑猥なモノになってしまった。
全てこの茶色頭の奴のせいだった。
まだ、どんな風にあの美少女を自分の虜にさせるかの話が続きそうだった。
ついに調子に乗ったジンが、自分の目の前で、アレに指をどうやって入れて、良いとこをさぐるかと実践的に目の前で指を動かした時に、とうとうJKプラス一回死んだ女の堪忍袋がブチ切れた!
思いっきり、ジン、もとい、鬼畜をぶん殴った。
思いのほか、当たりどころがよかったせいか、ジンは頬を押さえて尻餅を付いていた。
「なんだよ!! いってぇーっ、 パンティさん!! 嫉妬かよ」
「馬鹿野郎! 女子舐めんなぁ!あんた、あの女性に手出ししたら、絶交だよ!」
「え? えええ?」
「しかも大将に言いつけてやる。騎士として淫らな品のない行為をしたって」
「え、だって大将、知らないだろう? あの女のこと?」
「リューク大将のお気に入りのパンティ、ナメるなよ」
やばい、台詞だけ考えると、かなりキワどかった。
ごめん、リューク。
あなたは変態さんではないから……。
だが、その意味はこの馬鹿男に通じたらしい。
「わかったよ。ちょっと調子に乗り過ぎた。もちろん、無理やりはしないよ。だって、一目惚れだからぁ、焦っちゃって。わかってくれよ。パンティさん。お前もないの? 恋い焦がれると、なんかわけわかんないことを口にしたり、変なことしちゃうだろ?」
「……ゔっ、え、まあ……そうだけど」
確かに、リュークに恋している私は変だった。
見えない壁、つまり自分の見た目に遮られ、本来の自分を出せないもどかしさ。
その後、ジンはごめんっとポツリと言って出ていった。
ただ、最後の言葉はちょっと胸にきた。
「俺、本当に、あの女の子に惚れたんだ。マジなんだ。だから、パンティさんも応援してくれよ…」
何も言えない自分がただ部屋に残された。
ちょっと最後の言葉にキュンとしてしまった自分に反省する。
監禁コースだから!
やられちゃうから!
ジンと対話で精神ぼろぼろになったパンティさんは、午後のカウンセリングは、なぜかとても無口でした。
が、今回ちょっとエグいエロ表現が入ります。
入室ご注意ください。 by 作者
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ただ今、パンティの小部屋、もとい相談室。
あの脅迫してきた野郎に趣旨を伝えた。
あの女の子と週末会えますと言ったら、叫ばれた。
鼓膜が破れんばかりのジンの叫び声だ。
いやいやそんな大喜びだなんて……本人がここにいるんですけどっと思うが言えないのが今の私の境遇。
どうやらこの優男、自分が脅迫してまで勝ち取ったこの約束事を嬉しくてたまらないと言った感じで、ニヤニヤしながら話し続けている。
「ねえ、パンティさん、あの子の好きなもの教えてよ」とか、「好きな色は?」
「あ、まさか好きなタイプの男とか知っている? あ、でも俺みたいのじゃなかったら、ショックだな。いーや、俺色に染めちゃえばいいんだし……」
いや、絶対に染まりたくない。
染めないで欲しい。
次にふっと、翳りのある顔で、「絶対にモノにする……」っと少し低音で呟かれて、そのターゲットであるはずのパンダの中身の私が固まった。
「ちょっと無理強いは犯罪です!」と正論をかましたが、どうやら、このジンって奴は思ったよりかなりの鬼畜さんらしい。
「俺はさあ、パンティさんと違って、けっこうの肉食派だからさぁ…」
何かじわじわと感じる寒気を抑えながら、この何か企んでいる男を見据える。
いやいや肉食だなんて焼肉屋の話をしているのではないと流石の私でもわかる。
結構、あなたグイグイくるタイプですよねっと内心に思う。
「え、どうする気?」
そうだ。この勢いでレオさんに言われたように、聞き込み調査をしなければいけない。
傾向と対策ができるからだ。
まさか、それがこんなに背筋にぞーっと感じるものだとは決して想像せずに……。
「え、あ? あのさぁ、 女の子が喜びそうなところに言って、イチャイチャするんだよ? わかるでしょ、いくらパンティさんだって……」
「イチャイチャって……」
「おい、まさかパンティさんって童貞? まじかよ。そのなりだったら、男も女も食いたい放題でヤリまくりだと思ったけど?」
いや、何かこの男がズレまくっているのを初めて感じた。
いやいや、もしかしてこれが騎士団という仮面を被った野獣たちの本当の生態なのかもしれない。
子供たちのアイドル的な存在でもある着ぐるみさんが、そんな、男も女もヤリまくりって、想像するだけで、何か脳細胞が壊れていく。
「食い放題ではありません。いや、ですから、何をするつもりなんですか? あの女性と会って」
何それ。
人をバカにしたような目線。
わかりきったような顔をしないでください。
わからないから聞いてんだよ。このヤロウ!
「バカだな。パンティさん。モノにしちゃうに決まってんでしょ?」
決定した。
このジンって子、鬼畜と呼ぶことにした。
参考までにもっと聞いておこうと思った。
だって狙われるのは自分なのだから……。
「あのどうやって女子、いやその子をものにするんですか?」
「え? 俺から伝授されたいの? じゃー少し技を教えてやろっか…」っと言って、ジンが色々と技らしきものを教えてくれる。
聞いていて、段々とパンダの着ぐるみの中が熱くなってきた。
そう、最初はよかった。
なんでも、彼の技の一つは、『ベンチに休もっか』と言って座らせる。
そして、『ああ、疲れた~!』と言って自分の腕を大きく上げてそれを女の肩に回すらしい。
それで女が振りほどかなければ、かなりの確率でイケるという。
ええ?
なにそれ?
イケるってまさか?
ジンと出かけるときには、ベンチには絶対に座らないと誓った。
固まっているパンダを横目にジンがジュルっと唾を飲み込んだ。
おい!
それは一体なんなんだ!
飲み込むな!
下唇を艶めかしく舌で舐めている。
そのニヤリっとした微笑みもいらないし!
パンダの中で罵声を堪える。
「なんだよ。パンティさんも興奮気味? それで、まあ、ありきたりだけどさぁ、いかにその人が美しいかとか、どれだけ恋い焦がれているか、説明して口説くんだよ。それでぼおーーーっとしているときに、顎をくいっとあげてキスだよ。それからがお楽しみの時間だ……」
うわーーー!!
それは自分にとっては拷問だ。
お楽しみではなく、また処刑への第一歩に近い。
「ああ、あの女、処女かな……。そしたら、まじ嬉しいな。キスでもうトロントロンにさせちゃったら、もっと進んじゃうかもな。手でまずイかせて、ぐちゃぐちゃにあそこを舐め入れて、一晩中、イかせたいよな。ああ、たまらないなぁ…俺、監禁しちゃうかも。彼女のこと」
ブルブルとパンダの自分が震えている。
どうやら、今自分はデートでレイプされ、監禁コースの途中だったらしい。
ヤバすぎる。
正直、この馬鹿者とデートを約束した自分を呪ったが、その相手に自分の手のうちを勝手に述べてデレている奴ほど馬鹿ではないと自分の愚行を顧みる。
「ええ? パンティさん、嫉妬? でも彼女が処女じゃなかったら、もうあれだ。外でやっちゃうかもな。やっぱりあれぐらい美人だと意外とみんな恐れ多くて手がつかないと俺は睨んでいるんだ。だから、エロで俺の虜にさせてやるしかないよな。まあこれからちょっと連れ込める宿探しておくか。だって初めてが、青姦で立ちでバックってまずいだろ?」
うわーー!!
卑猥すぎる。
外で立ちでバックって、何よ!
私、まだピュアなJKだから!
ドラマのキスシーンでもドキドキしちゃう、自分で言うのもなんだけど、すごいピュアな女子高生だから!!!
でも、問題はそこじゃない。
は、犯罪者がここにいます!!っと、まだ未遂者をどうやって通報すりゃいいんだとも思う。
それから、女を口説き落とすテクニックからなぜかエッチのテクニックに話が移行して、気持ちがいいアレのスポットとか、あれをこれを摩ると女はイくとか、ああ聞きたくない情報が満載だった。
どうしよう。
パンティの小部屋が本当に、タイトルの通りの完全は卑猥なモノになってしまった。
全てこの茶色頭の奴のせいだった。
まだ、どんな風にあの美少女を自分の虜にさせるかの話が続きそうだった。
ついに調子に乗ったジンが、自分の目の前で、アレに指をどうやって入れて、良いとこをさぐるかと実践的に目の前で指を動かした時に、とうとうJKプラス一回死んだ女の堪忍袋がブチ切れた!
思いっきり、ジン、もとい、鬼畜をぶん殴った。
思いのほか、当たりどころがよかったせいか、ジンは頬を押さえて尻餅を付いていた。
「なんだよ!! いってぇーっ、 パンティさん!! 嫉妬かよ」
「馬鹿野郎! 女子舐めんなぁ!あんた、あの女性に手出ししたら、絶交だよ!」
「え? えええ?」
「しかも大将に言いつけてやる。騎士として淫らな品のない行為をしたって」
「え、だって大将、知らないだろう? あの女のこと?」
「リューク大将のお気に入りのパンティ、ナメるなよ」
やばい、台詞だけ考えると、かなりキワどかった。
ごめん、リューク。
あなたは変態さんではないから……。
だが、その意味はこの馬鹿男に通じたらしい。
「わかったよ。ちょっと調子に乗り過ぎた。もちろん、無理やりはしないよ。だって、一目惚れだからぁ、焦っちゃって。わかってくれよ。パンティさん。お前もないの? 恋い焦がれると、なんかわけわかんないことを口にしたり、変なことしちゃうだろ?」
「……ゔっ、え、まあ……そうだけど」
確かに、リュークに恋している私は変だった。
見えない壁、つまり自分の見た目に遮られ、本来の自分を出せないもどかしさ。
その後、ジンはごめんっとポツリと言って出ていった。
ただ、最後の言葉はちょっと胸にきた。
「俺、本当に、あの女の子に惚れたんだ。マジなんだ。だから、パンティさんも応援してくれよ…」
何も言えない自分がただ部屋に残された。
ちょっと最後の言葉にキュンとしてしまった自分に反省する。
監禁コースだから!
やられちゃうから!
ジンと対話で精神ぼろぼろになったパンティさんは、午後のカウンセリングは、なぜかとても無口でした。
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