雪の夜、耳をすまして
切ないお話しにグッと来ました。
うまく世界が回らなくて、自分も臆病で、行動出来ずに、ずっとソレを胸に抱えるという作品を見た事があります。
単に自己完結してしまってる作品にガッカリしました。
でも、こちらの作品には気持ちが動かされました。
主人公の強さ、優しさを感じました。
出来ない事としない事では全く意味が違うと、当たり前の事を改めて考えさせられました。
主人公の中には、遠慮や、責任の重さなど、出来ない部分も確かにあったと思います。
でも、彼女を心配する気持ち、安心したい気持ち、支えになりたいと思う気持ちもあって、その上で「待つ」という決断は、押し付けじゃなく思いやりを感じました。
彼女に必要なのは、安易な優しさや手助けではない。自分で壁を越える事が必要な事。そう考えた主人公の強さに胸を打たれたんだと思います。
解釈がトンチンカンだったらすみません。
素敵なお話しをありがとうございました。
今まで読んだ話の中で、一番感動しました。この一言に限ります。
表現が豊富で情景も想像しやすかったです。気付けばあっという間に読んでしまっていました。これ以上ない程、のめり込んでいました。
自分も小説を書いているので、よろしければ、覗いて下さい。
いつも作品を拝見しています。
重い題材ですが、私の身近にも乖離性障害があった方がいるので、すごく共感しました。
少女の奥にある自分を見つめようとするある種の強さと、少年の何気ない確かな優しさが心に染みました。
悪役の先生はステレオタイプですが、障害への無理解が少年の視点に限定されているために、かえってリアリティがあります。
今までそこにいた人が、いなくなる。
心に傷を負った少女とのやりとりだけが淡々と進んできただけに、その単純さには悲しみが募ります。
重たいテーマではありますが最後の神崎くんが取った行動こそが
余韻をもたらしたのかなと思いました。短編なので描き切れな
かった部分があったように思いましたが神崎くんが孤独に耐え
得る過去や素子の母親が何故、過剰な押し付けになってしまった
のかの背景も読んでみたかったです。もちろん想像力を狭めて
しまう可能性もあるので正解とは限りませんが……。
日本のカウンセリング(医師に対して患者が多すぎて)と大量
の薬物投与での治療では本当の意味での精神の回復に繋がるとは
思っていないので心を癒すのは本音で話せる関係を気付い
た同世代なのかもしれません。雪が解けて春になったら
電話を掛けてる素子が私の頭の中に浮かびました♪
素子の思いがふつふつと伝わり、神崎にも少なからず影響を与えた。児童向けかと聞かれたらちょっと難しいような気もするような。作品としては読後の余韻が切なくも温かく染みる。児童に理解できるかはわからない言葉も多少あるけれど、道徳心を芽生えさせる何かを感じた。うまく短編に纏められていると思います。という、感想文でした。良作だと思います。私見ですみませんが、以上です。素敵な作品をありがとうございました。