世にも締まりのない物語00ーー シン屋根裏の散歩者

※『小説家になろう』に投稿済み



「よい子は、人にカンチョーを向けたりなんかしま、せん!」

 綾羅木定祐(あやらぎ・ていすけ)は、あろうことか手にしたカンチョーを口に向けてくる上市理可(かみいち・りか)に抗議した。
 そのようにやり取りをして合同会社『神楽坂事務所』の一日が始まる中、奇しくも“口(くち)”に関係する殺人事件が起きていた。
 口の中に爆弾を入れられ、むごたらしく爆殺された遺体ーー
 また奇妙なことに、横たわる遺体の、ちょうど口のあった場所の真上の天井には、“穴”が開いていた。
 そして、誰かが言った。

「これは、シン屋根裏の散歩者、か?」

 と――




■■ 登場人物


・綾羅木定祐(あやらぎ・ていすけ):スタイリッシュな黒づくめファッションの三〇代半ば。ほどほどの異能力者。
・上市理可(かみいち・りか):合同会社『神楽坂事務所』の、綾羅木定祐の相方。同じくほどほどの異能力を使える30代前半女子!
・神楽坂文(かぐらざかふみ):ドラ焼き妖狐。妖力や妖具を提供してくれるドラ○もんのようなナニカ。ポンコツくそダヌキ。
・碇賀元(いかりが・はじめ):特別調査課所属
・賽賀忍(さいが・しのぶ):碇賀の相方
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