強欲な孤独
主人公隆匡(たかまさ)は、事後の虚無感を嫌い、深い愛を避けてワンナイトを繰り返す青年。そんな彼には、中学時代からの腐れ縁である親友智慈(さとし)という存在がいる。二人は12年もの間、互いの領域に踏み込まない「遊び」として体を重ね続けてきた。嫉妬も執着もない、安全で温度のない関係。隆匡は、その距離感こそが自分たちを壊さない唯一の術だと信じていた。
ある日、隆匡は仕事の依頼で新進気鋭の画家・小鳥遊(たかなし)のモデルを務めることになるが……
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