薔薇と黒蛇
舞台は戦乱の時代。
長年対立してきた二つの王国――「アルトリア王国」と「ヴァレンティア帝国」。
ヴァレンティアの若きスパイ、レオンは、和平交渉の裏でアルトリア王宮に潜入する任務を与えられる。
レオンが正体を隠して近づいたのは、アルトリアの第一王女、セシリア。
聡明で優雅、しかし誰にも心を許さない氷の姫。
だが、予想外にも彼女の孤独に触れたレオンは、任務と関係なく惹かれていく。
「これはただの任務だ。偽りの名、偽りの微笑み…なのに、どうして心が揺れる?」
セシリアもまた、どこか哀しみを宿した彼に惹かれ始める。
だが、真実が明かされたとき――
ふたりの関係は、国家を揺るがす運命へと変わっていく。
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