ファイアーボールが得意の大学生ちゃん

 大学生活にもようやく慣れ、一人暮らしも二年目に突入。
 順風満帆かに見えた一人暮らし生活は、隣人により突如崩れていく。

「穿て……ファイアーボール!!」

 先日から隣に住みだした女子大生の星見夜空さんは、大学生にもなって毎日魔法詠唱を行っていた。
 彼女は俗にいう中二病。しかもかなり重度な模様だった。

 壁の薄いこのアパート、隣人の俺にはその練習模様はバレバレで……
 ちょっとそのことを指摘してあげるつもりだったのだけど……

 ひょんなことから俺の中二病時代のあだ名がバレてしまい、星見さんには中二仲間として懐かれてしまうのであった。
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