モノクロの世界で、君が手を差しのべてくれたから

ある日、双子の姉・萌が不慮の事故で亡くなってしまった……。

「……なんで萌がっ」

――私なら良かったの?

「紗英、なんでお前が生きてるんだ……?」

――もしかして、私は……生きてちゃいけない?

周りからの心無い言葉に、私の心はえぐられて――

「何言ってるの? お母さん、お父さん。私、萌だよ?」

誰からも必要とされない「紗英」なんて、死んでしまったことにすればいい。

「萌」の代わりでもいい、私は必要とされたいの……。


「お前はお前だろ。誰の代わりでもない。俺はちゃんとお前を見てた」


そう君に言われて、私のモノクロの世界は変わった――。
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