月の乙女は陽の王と恋する運命(さだめ)
コーカソイドのような色素の薄さを持って生まれたクォーターの碧(あお)は、伯父に襲われ階段から足を踏み外した拍子に異世界へと迷い込む。厳しい太陽に晒されるこの国では色素の薄い人間を「月の使い」と呼ばわり保護するしきたりであったが、彼女を拾ったのは強欲な商人だった。商人に法外な値段で貴族に売られた碧は、余計なことを話さないようにと喉を焼かれて王へと献上される。離宮へと入れられ鬱屈とした日々を送る碧だったが、ある日「王の密偵」を名乗る気さくな男が現れて……。
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