顔も知らない相手と政略結婚したら
文官一家であるレティシア伯爵家は武力を持つ家と繋がりが欲しく、辺境伯という爵位を貰ってからまだ二代目であるグレイシス家は長い歴史を持つ王都の貴族と婚姻関係を結ぶことで貴族としての箔を付けたかった。
そんな分かりやすい政略結婚のため、レティシア伯爵家の次男であるリールは雪と氷に閉ざされた辺境の地へとやって来た。
十年前から決まっていた結婚相手だと言うのにリールは相手の顔さえ知らず、きっと相手もリールに興味なんてないのだろうと、そう思っていた。
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そんな分かりやすい政略結婚のため、レティシア伯爵家の次男であるリールは雪と氷に閉ざされた辺境の地へとやって来た。
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