次の派遣先は異世界の最前線でした
剣も魔法もいらない。必要なのは、ヘルメットと作業手順書(マニュアル)だ。
「日給五十万円・十四日間で七百万円」
甘い求人票に釣られた元工場派遣の佐久間拓海(34)が立たされたのは、異界の防壁。業務内容の実態は、魔獣の侵攻を食い止めるための「使い捨ての肉壁」だった。
しかし、彼が持っていたのは第1種衛生管理者と建設機械の運転資格。
パニックに陥る奴隷たちをよそに、佐久間は動線管理、控え壁による死角確保、5S活動によるスリップ防止を徹底。現場の歩留まりを劇的に改善していく。
さらに、現地人が投棄していた「魔核」が地球で数十億円の超伝導資源になることを見抜き――。
理不尽な搾取構造を労働安全と兵站工学でハックし、やがて異世界の命を守る組織を打ち立てる、大人のための異世界実務サバイバル!
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