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第一章 いざ、異世界のダンジョンへ!
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お昼ご飯はミートソーススパゲッティとマッシュポテトのサラダ、コンソメスープとデザートはストロベリーのタルトです。
ストロベリーのタルトは万屋で購入いたしました。
なんと、ミートソースは神殿のコック直伝のものでして手作りです。
時間はかかりますが、大量に作って作り置きも出来ますので便利なのですよね。
ミートソースが作り終わりましたら今度はパスタを茹でます。
流石にパスタまでは手作りとはいきませんので、万屋で売っている生パスタなるものを使います。
パスタを茹でている間にコンソメスープを作って、マッシュポテトも作ってサラダも作ります。
この十日で、料理の手際もだいぶ良くなってきたのではないでしょうか。
神殿ではコックがサポートに入ってくれていましたので、あまり苦労したという感じはなかったのですが、実際に一人で作ってみると結構大変ですよね。
けれども、いやじゃありませんわ。
わたくしが作ったものを美味しいと言って食べていただけるのはとても嬉しい事ですもの。
それにしても、午後は何をしましょうか?
……そうだ、超音波(ウェーブ)の魔法陣の書き換えをナティルに手伝ってもらうのもいいかもしれませんね。
そうすればフォックスも一気に倒すことが出来て尚且つ自然破壊もせずに済むかもしれません。
食事を作り終えてナティルが器に盛りつけるのを手伝ってくれた際に、その事を提案しましたら喜んで引き受けてくれると言ってくれました。
「おお、これはまた美味しそうじゃな」
「ツバキはこう言った物を食べたことはありますか?」
「というと?」
「いえ、着ている物がだいぶ違いますので、食生活も違うのではないかと思いまして」
「ふむ、十階層のボスであった時は木に実っている果実などを食べておったので、そういう意味ではどれも初めて食べる物ばかりじゃな」
「そうだったのですか」
ナティルも禁書でしたのでわたくしが作ったものを食べる以前は食事をしたことがないと言っていましたし、ネーロはわかりませんが、皆様あまり食事と言うものをしたことがないというのはわかりました。
わたくしのそこまで上手ではない料理で満足いただけるかはわかりませんが、精一杯頑張ることに致しましょう。
食事を食べ終わると、わたくしとナティルは早速魔法陣の書き換えに着手いたしました。
ナティルは禁書の化身というだけあって、的確なアドバイスを下さいまして、思ったよりもすんなりと魔法陣を書き換えることが出来ました。
これで大出力で超音波(ウェーブ)を発動しても自然破壊をしなくて済むようになりますね。
他の二人は何をしているのかと見てみれば、ネーロは換気扇にくっついて掃除をしているようですし、ツバキは尻尾の手入れの続きをしているようです。
今後、キッチンの掃除はネーロに任せることにしましょうか。
「ねえ、ツバキ。尻尾の手入れというのは大変なのではないのですか?」
「そうじゃのう、じゃがよい時間つぶしになるし、なによりも見た目がよくなるのは良い事じゃろう」
「それはそうですけれど、九本もそんなに大きな尻尾があると大変ですわね」
「そうじゃな、そこで提案なのじゃが、今日のように定期的に休養日を作ってはどうじゃ?」
「そうですわねえ、休養日という感覚がわたくしにはあまりなじみのない物ですが、一般的にはどのように取るべきなのでしょうか?」
わたくしはそう思ってスマートウォッチで休養日についてというスレッドを検索したところ、一週間に二日か一日、もしくは十日に一日という意見が多いようです。
流石に一週間に二日の休みは今までの生活からすると多すぎる気がしますので、十日に一度という案を採用しましょうか。
えっと、カレンダーと言うものが万屋にはありましたよね。
スマートウォッチでも日付の管理は出来ますが、わたくししか主に見ることが出来ませんのでこの際買ってリビングに張り出しておきましょう。
わたくしは早速カレンダーを購入すると、休養日に赤ペンで印をつけて行きます。
今日はダンジョンに来てから十一日目なので、次回はちょっとずれてしまいますが、それもまた仕方がない事でしょう。
「他に何か書き込むことはありますか?」
「献立などを書き込んでおけば、買う品物などがわかりやすいのではないかの?」
「そうですね、毎回献立を考えるのも大変でしょうし、一ヶ月分をまとめて決めてしまうのもいいと思いますよ、ご主人様」
「なるほど」
言われてわたくしは今月分の献立を考えます。
レシピ本を引っ張り出したり購入したりして、三人の希望も聞きつつ献立を決めて行きます。
わたくしが作るものなら何でもいいと最初は言われてしまいましたが、それでは逆に困ってしまうといえば色々と案を出してくれました。
ナティルは野菜中心の物が好きなようですが、ツバキは肉料理が好きなようです。
ネーロは特に好き嫌いはないようですが、以前作ったカレーがお気に召したようで、三日に一度はカレーにして欲しいようでした。
レシピ本によると、カレーにもいくつか種類があるようなので、毎回同じカレーを作るという事にはならなくて済みそうです。
野菜もお肉も入っておりますし、ナティルもツバキも文句はないようですわね。
その後、早速決めた献立に従い夕食を作り、夕食後はまたスレッドを眺めながらまったりとした時間を過ごしました。
十一日目になると、流石に十階層の色々な情報も出てきますね。
ただ、テンマ様でも九尾の狐を倒すことは難しく、撤退を余儀なくしてしまうのだそうです。
うーん、わたくしでしたら多分問題なく倒すことが出来ると思いますが、遭遇率の問題ですよね。
テンマ様も半日歩き回ってやっと遭遇できたとありますし、難しいのでしょう。
その証拠に昨日は丸一日歩き回っても九尾の狐には遭遇しませんでしたからね。
まあ、明日は遭遇できるといいですわね。
ストロベリーのタルトは万屋で購入いたしました。
なんと、ミートソースは神殿のコック直伝のものでして手作りです。
時間はかかりますが、大量に作って作り置きも出来ますので便利なのですよね。
ミートソースが作り終わりましたら今度はパスタを茹でます。
流石にパスタまでは手作りとはいきませんので、万屋で売っている生パスタなるものを使います。
パスタを茹でている間にコンソメスープを作って、マッシュポテトも作ってサラダも作ります。
この十日で、料理の手際もだいぶ良くなってきたのではないでしょうか。
神殿ではコックがサポートに入ってくれていましたので、あまり苦労したという感じはなかったのですが、実際に一人で作ってみると結構大変ですよね。
けれども、いやじゃありませんわ。
わたくしが作ったものを美味しいと言って食べていただけるのはとても嬉しい事ですもの。
それにしても、午後は何をしましょうか?
……そうだ、超音波(ウェーブ)の魔法陣の書き換えをナティルに手伝ってもらうのもいいかもしれませんね。
そうすればフォックスも一気に倒すことが出来て尚且つ自然破壊もせずに済むかもしれません。
食事を作り終えてナティルが器に盛りつけるのを手伝ってくれた際に、その事を提案しましたら喜んで引き受けてくれると言ってくれました。
「おお、これはまた美味しそうじゃな」
「ツバキはこう言った物を食べたことはありますか?」
「というと?」
「いえ、着ている物がだいぶ違いますので、食生活も違うのではないかと思いまして」
「ふむ、十階層のボスであった時は木に実っている果実などを食べておったので、そういう意味ではどれも初めて食べる物ばかりじゃな」
「そうだったのですか」
ナティルも禁書でしたのでわたくしが作ったものを食べる以前は食事をしたことがないと言っていましたし、ネーロはわかりませんが、皆様あまり食事と言うものをしたことがないというのはわかりました。
わたくしのそこまで上手ではない料理で満足いただけるかはわかりませんが、精一杯頑張ることに致しましょう。
食事を食べ終わると、わたくしとナティルは早速魔法陣の書き換えに着手いたしました。
ナティルは禁書の化身というだけあって、的確なアドバイスを下さいまして、思ったよりもすんなりと魔法陣を書き換えることが出来ました。
これで大出力で超音波(ウェーブ)を発動しても自然破壊をしなくて済むようになりますね。
他の二人は何をしているのかと見てみれば、ネーロは換気扇にくっついて掃除をしているようですし、ツバキは尻尾の手入れの続きをしているようです。
今後、キッチンの掃除はネーロに任せることにしましょうか。
「ねえ、ツバキ。尻尾の手入れというのは大変なのではないのですか?」
「そうじゃのう、じゃがよい時間つぶしになるし、なによりも見た目がよくなるのは良い事じゃろう」
「それはそうですけれど、九本もそんなに大きな尻尾があると大変ですわね」
「そうじゃな、そこで提案なのじゃが、今日のように定期的に休養日を作ってはどうじゃ?」
「そうですわねえ、休養日という感覚がわたくしにはあまりなじみのない物ですが、一般的にはどのように取るべきなのでしょうか?」
わたくしはそう思ってスマートウォッチで休養日についてというスレッドを検索したところ、一週間に二日か一日、もしくは十日に一日という意見が多いようです。
流石に一週間に二日の休みは今までの生活からすると多すぎる気がしますので、十日に一度という案を採用しましょうか。
えっと、カレンダーと言うものが万屋にはありましたよね。
スマートウォッチでも日付の管理は出来ますが、わたくししか主に見ることが出来ませんのでこの際買ってリビングに張り出しておきましょう。
わたくしは早速カレンダーを購入すると、休養日に赤ペンで印をつけて行きます。
今日はダンジョンに来てから十一日目なので、次回はちょっとずれてしまいますが、それもまた仕方がない事でしょう。
「他に何か書き込むことはありますか?」
「献立などを書き込んでおけば、買う品物などがわかりやすいのではないかの?」
「そうですね、毎回献立を考えるのも大変でしょうし、一ヶ月分をまとめて決めてしまうのもいいと思いますよ、ご主人様」
「なるほど」
言われてわたくしは今月分の献立を考えます。
レシピ本を引っ張り出したり購入したりして、三人の希望も聞きつつ献立を決めて行きます。
わたくしが作るものなら何でもいいと最初は言われてしまいましたが、それでは逆に困ってしまうといえば色々と案を出してくれました。
ナティルは野菜中心の物が好きなようですが、ツバキは肉料理が好きなようです。
ネーロは特に好き嫌いはないようですが、以前作ったカレーがお気に召したようで、三日に一度はカレーにして欲しいようでした。
レシピ本によると、カレーにもいくつか種類があるようなので、毎回同じカレーを作るという事にはならなくて済みそうです。
野菜もお肉も入っておりますし、ナティルもツバキも文句はないようですわね。
その後、早速決めた献立に従い夕食を作り、夕食後はまたスレッドを眺めながらまったりとした時間を過ごしました。
十一日目になると、流石に十階層の色々な情報も出てきますね。
ただ、テンマ様でも九尾の狐を倒すことは難しく、撤退を余儀なくしてしまうのだそうです。
うーん、わたくしでしたら多分問題なく倒すことが出来ると思いますが、遭遇率の問題ですよね。
テンマ様も半日歩き回ってやっと遭遇できたとありますし、難しいのでしょう。
その証拠に昨日は丸一日歩き回っても九尾の狐には遭遇しませんでしたからね。
まあ、明日は遭遇できるといいですわね。
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