白い大兎の、暇つぶし
年嵩の白い大兎には、ちょっぴり可笑しな養い子がいる。
ある日、一冊の本を贈られて、暇つぶしに読み始めたが、身も蓋もない後味悪い話ばかり。
不機嫌になった兎に、養い子は言った。
「この本の中で、お前は唯一神だ」
物語を巻き戻し、好きに話を変えてしまえ。
巻き戻しの条件は、登場人物の、唯一神に祈る描写を、過去のその描写のページに重ねるだけ。
女好きで子ども好きの兎は、物語の中で不幸に見舞われる女を救うため、話を巻き戻すが……
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