放電魔女と充電ロボット 〜世界滅亡はポリシーに反するため、お手伝いできません〜



「私に何か、お手伝いできることはありますか?」



体に電気が流れる17歳の少女、リリス。
周囲から「悪魔の子」と忌み嫌われ、
魔女狩りの末、
地下牢で火あぶりの刑を待つ身となる。

ただ死を待つだけだった彼女の前に、
突如として「あるモノ」が転移してくる。

それは、異世界のヒューマノイド・ロボット、アダム。

見た目はリリスと同年代の美しい少年だが、
その中身は――超高性能AIが搭載された最先端マシン。

「私に何か、お手伝いできることはありますか?」
「死にたくない。助けて……」
「承知いたしました。……ですが、充電切れです」

アダムを充電できるのは、放電魔女リリスだけ。
リリスを満たしてあげられるのも、充電ロボットアダムだけ。

帝都から大罪人として追われる身となった二人は、逃亡の旅を始める。


二人の前に立ちはだかるのは、帝都のスーパースターと称えられる聖騎士団長イヴァヌエル。
皇帝の命を受け事務的にリリスを追いつめる彼だったが、その心はいつしか、任務と恋心の間で揺れ動いていく。


一方、リリスとアダムが立ち寄った村や街では、人々が絶体絶命の危機に直面しており、二人はその渦中に巻き込まれてしまう。そして電気エネルギーと科学知識を駆使し、次々と危機を乗り越えていく。


そうして「悪魔の子」と呼ばれた少女は、徐々に「聖女」として語り継がれていくことになる。



「魔女の放電」と「AIの知識」で、世界の危機を解決する逆転逃亡ファンタジー。


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