『未来郵便局』
故人が未来の誰かへ宛てた手紙を届ける、少し不思議な「未来郵便局」。
配達人は、古い制服に身を包んだ寡黙な青年、時雨(しぐれ)。
「この手紙が、あなたの未来を照らしますように」
二十年前に亡くなった祖父から届いた、結婚を祝う手紙。
若くして逝った親友が、残された夢を託した手紙。
伝えられなかった「ごめんね」と「ありがとう」を載せた、最後の手紙。
届けられるのは、過去からの温かい想い。
手紙をきっかけに、残された人々の心が解きほぐされ、止まっていた時間が再び動き出す。
これは、時を超えて繋がる人々の絆と再生を描く、優しくて、どこか切ない物語。
配達人・時雨が胸に秘めた、彼自身の「手紙」の秘密とは――。
読後、あなたの心に温かい光が灯る、感動の連作短編集。
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