油彩の箱庭
それは、擬態にも似ていた。
油彩の花畑の中で、佐一郎は蛹のように丸くなっていた。
望まれない体を憎むように追い詰める佐一郎を前に、その殻を不躾に破いたのは執事である久慈だった。
カンテラの光が揺れる中での、命の営み。
佐一郎を蛹だと馬鹿にする久慈の手によって、素直にされていく体。
油彩の花畑の中で、佐一郎が曝け出した真実とは何か
口にできない想いを抱えた二人が、互いを確かめるように狭い部屋で一つになる。
感情の底にあるのは愛情なのか、醜い執着なのか。
不遜が服を着ている執事久慈×己を愛せない画家の佐一郎
狭い部屋、偽りの花に埋もれながら、佐一郎が本当の意味で己を知る。
サクッと読める地獄BLはこちら!
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ナカムラ様
油彩の箱庭への感想をありがとうございます!
そして兎角拙作の中でもやたら重たいBLを選ぶという最高のセンスの良さw w w
楽しんでいただけたようで何よりです!!この二人の救いは彼らの中にしかありませんが、作者的には彼らなりのハッピーエンドだったと自負しておりますぞ~!!!!不器用な愛、最高!!
こんにちは。とってもえろくてよかったです。
薄暗い感じがよかったです。佐一郎が女装しちゃうところが、不憫えろかったです。語彙力がなくてすみません。
ぽんぽこまだむさん
今日初めまして!あんな重い油彩の箱庭をおよみ頂きありがとうございます😭
そうですかとってもよかったですか…!!作者も謎のテンションで描いてて楽しかったです☺️✨
短編練習で書いたんですこの作品!一万文字以内の縛りの中で、ぽんぽこまだむさんの好きに刺さってくれたようで作者としては嬉しい限りです!!
もし時間があれば、他の作品も覗いてみてくださいね🫶💓
はじめまして!
闇BLというジャンルには手出ししたことがなかったんですが、まるで文学作品のようで
面白く、興味深く読ませて頂きました!
仄暗い雰囲気と情景が、三人称で書かれているおかげでしっかり伝わってきて、元本屋店員としては
「文芸のコーナーにハードカバーで置きたい!」と感じるお話でした!
素敵な作品を読ませて頂きありがとうございました!!
ミア様ー!
ありがとうございます!!ハードカバーで!?!?めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉ですね!!?
こちらの作品は一万文字程度でどこまで世界観を出すことができるかってことで書いたものになります😚
ギャグから闇堕ちまで、すべからく書けるものを手を出してみるスタンスですが、何故かこの作品はするするかけたので、私は受けの幸せを願えないタイプの作者か!?と思ってましたが、嬉しい感想を頂けたので気にしないことにします〜😚🫶✨
読んで頂きありがとうございます!!
2人の闇が深いヽ(;゚;Д;゚;; )
この先に何があるんだろうって...
久慈さんがところどころ見せてくる佐一郎への執着に愛を感じたので、こじれまくった佐一郎の心をこれからゆっくりととのえてほしいなぁって思いましたけど、久慈さんもこじれてそうなので...
頑張って幸せになってほしいです(^o^;)
あと、モブおじさん読んだ後だったのでギャップがすごすぎてwww
いろんな世界が書けるだいきち先生すごいなぁと思いました。
素敵な作品をありがとうございました(*^^*)
ふくねこさん!!こちらにも感想ありがとうございます!!
裏のテーマは温度差で風邪をひくなのでむしろ勝ちました(なにが)
佐一郎も久慈もとにかくとにかくとにかくとにかく、人として欠落しているので、書いてて絶対クソデカ感情保持者のすれ違いBLにしかならんやろと作者も思ってます💥💥💥
なりたいをぶつけるように佐一郎が姉を生み出した時点で、久慈はそれが何なのかも理解しているので、そこまできづけるのに恋を自覚しないくそ二ブチンこら〜!!って感じの男です!!
屋敷に二人きり、それなのに尽くす久慈には見向きもしない。そんな承認欲求の塊と、自分を認めてほしい佐一郎の承認欲求の塊がハレーションおこして、自分たち二人が手探りで恋を自覚するのはいつになるのやらww
これを軸にして一本書きたいとも思ってます😚✨闇BL、普段読まないくせに書くのは楽しかったですいえーい!!