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番外編【クリスマス】4後日談~これこそいつもの日常です~
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その日は、怒涛の展開で疲れていたので、私も大鷹さんも夕食を食べてすぐに寝てしまった。大鷹さんは部屋の飾りに気付いたようで、明日はクリスマスですね。と一言声をかけてくれたのがうれしかった。
「では、張り切っていきますか。」
「張り切っているところ悪いですが、一緒に出掛けたいところがあるのですがどうでしょうか。」
次の日の朝、腕まくりをしていた私に水を差したのは、もちろん大鷹さんだ。私に予定などないのだが、それでも一応反論する。
「他をあたってもらっていいですか。私には大事な予定があるのです。」
「詳しく聞いてもいいですか。」
「個人情報といいたいところですが、いいでしょう。ずばり、今回の騒動をネタにクリスマスネタが思いついたのです。」
大事な用事とはまさにこれだ。ここ数日の私の身に起きた騒動をネタにしてしまおうというものだ。記憶が新鮮なうちに執筆活動に専念したい。どこかに出かけている余裕などあるはずがない。
「神が私にプレゼントを授けてくださったのです。そう、季節はクリスマス。まさに、私にとってのクリスマスプレゼントといえましょう。」
ではこれにて、と自分の部屋に戻ろうとしていると、腕を掴まれる。こんな状況は毎度のことですでに慣れっこになっている。
「暴走はほどほどにと言っているでしょう。せっかくのクリスマスイブに出かけないのは寂しいです。せっかく紗々さんと一緒に回るデートコースを計画していたのに。」
大鷹さんも私の扱いに慣れつつあると思う。こうして、しゅんとうなだれていれば、私が罪悪感に駆られて、一緒に行くと思っているのだ。そんな安い手には乗らないぞ。
「仕方ありませんね。それは夜までですか。」
「ありがとうございます。いえ、外も寒いですし、紗々さんがなにかクリスマスに向けて準備していたみたいなので、夕方には家に戻れるようにしてあります。」
「わかりました。では、さっさと行って、予定を済ませましょう。」
私の決意はいつものごとく、崩れ去り、世間一般の恋人たちと同じような一日を過ごすのだった。いつの間に私はリア充の仲間入りをしてしまった。
夕方家に帰ってきた私たちは、2人でクリスマス気分を満喫した。私だってやるときはやるのだ。チキンにクリスマスケーキ、クリスマスに定番の料理を出し、おいしくいただいた。クリスマスプレゼントには、高級ワインを渡し、二人で乾杯した。
大鷹さんが私にくれたのは、マフラーだった。白い肌触り抜群のカシミアのもので、受け取るのをためらってしまいそうになった。
「これをつけて一緒にでかけましょう。」
笑顔で言われてしまえば、断るのも悪いと思って素直に受け取ることにした。
「来年も一緒にクリスマスを楽しみましょう。今年みたいに邪魔者が現れないことを祈ります。」
「まあ、大鷹さんにいい人が現れるまでは付き合ってあげますよ。」
「いい人なんて現れませんから、ずっと一緒に居ましょうね。」
私には甘すぎる幸せなクリスマスとなったのだった。
ちなみに、BLについては、今回の騒動を織り交ぜて、波乱のクリスマスとして執筆した。さらにはグリムの擬人化として兄弟編も別の話として執筆して、こちらも大満足の出来となったのだった。
「では、張り切っていきますか。」
「張り切っているところ悪いですが、一緒に出掛けたいところがあるのですがどうでしょうか。」
次の日の朝、腕まくりをしていた私に水を差したのは、もちろん大鷹さんだ。私に予定などないのだが、それでも一応反論する。
「他をあたってもらっていいですか。私には大事な予定があるのです。」
「詳しく聞いてもいいですか。」
「個人情報といいたいところですが、いいでしょう。ずばり、今回の騒動をネタにクリスマスネタが思いついたのです。」
大事な用事とはまさにこれだ。ここ数日の私の身に起きた騒動をネタにしてしまおうというものだ。記憶が新鮮なうちに執筆活動に専念したい。どこかに出かけている余裕などあるはずがない。
「神が私にプレゼントを授けてくださったのです。そう、季節はクリスマス。まさに、私にとってのクリスマスプレゼントといえましょう。」
ではこれにて、と自分の部屋に戻ろうとしていると、腕を掴まれる。こんな状況は毎度のことですでに慣れっこになっている。
「暴走はほどほどにと言っているでしょう。せっかくのクリスマスイブに出かけないのは寂しいです。せっかく紗々さんと一緒に回るデートコースを計画していたのに。」
大鷹さんも私の扱いに慣れつつあると思う。こうして、しゅんとうなだれていれば、私が罪悪感に駆られて、一緒に行くと思っているのだ。そんな安い手には乗らないぞ。
「仕方ありませんね。それは夜までですか。」
「ありがとうございます。いえ、外も寒いですし、紗々さんがなにかクリスマスに向けて準備していたみたいなので、夕方には家に戻れるようにしてあります。」
「わかりました。では、さっさと行って、予定を済ませましょう。」
私の決意はいつものごとく、崩れ去り、世間一般の恋人たちと同じような一日を過ごすのだった。いつの間に私はリア充の仲間入りをしてしまった。
夕方家に帰ってきた私たちは、2人でクリスマス気分を満喫した。私だってやるときはやるのだ。チキンにクリスマスケーキ、クリスマスに定番の料理を出し、おいしくいただいた。クリスマスプレゼントには、高級ワインを渡し、二人で乾杯した。
大鷹さんが私にくれたのは、マフラーだった。白い肌触り抜群のカシミアのもので、受け取るのをためらってしまいそうになった。
「これをつけて一緒にでかけましょう。」
笑顔で言われてしまえば、断るのも悪いと思って素直に受け取ることにした。
「来年も一緒にクリスマスを楽しみましょう。今年みたいに邪魔者が現れないことを祈ります。」
「まあ、大鷹さんにいい人が現れるまでは付き合ってあげますよ。」
「いい人なんて現れませんから、ずっと一緒に居ましょうね。」
私には甘すぎる幸せなクリスマスとなったのだった。
ちなみに、BLについては、今回の騒動を織り交ぜて、波乱のクリスマスとして執筆した。さらにはグリムの擬人化として兄弟編も別の話として執筆して、こちらも大満足の出来となったのだった。
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