リーベンバウムの少女
「──平和は、勇者の痛みでできている」
ファボリタ大陸最北端。過酷な環境ゆえに強者が生まれる村「リーベンバウム」。
そこで育った少女リネットは、持ち前の明るさで“自分の目で世界を見たい”と夢見ていた。
十八歳の誕生日、ついに旅の許可を得た彼女は希望を胸に外の世界へ踏み出す。
道中で出会うのは、一癖も二癖もある仲間たち――
「落ちこぼれ」と自分を卑下する臆病なエルフ、コルン。
芝居がかった振る舞いで周囲を煙に巻く、勇者の末裔ロイド。
奇妙な縁で結ばれた一行は、旅の中で世界の“違和感”に触れていく。
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