壁の向こうにいる君へ
何かが足りなかった、決定的な何かだ。その何かは歯に詰まる肉の様な気持ち悪さを演出する。だがしかし、不思議なもので、この感触、感覚に出会うのは初めてではないらしい。
今まで確実に何回かは出会っている。思い出すとそれはいつも同じ場面だ。何かが足りなかった時こそ、その言葉を見失った時だった。僕の顔を見て恥じらう君にかける言葉を。
それが分かっていても、解る事はなかった。そして、いつしか、探すのを諦めまた歩み出すのだ。何度も、何度でも、探しては諦めて、探しては、また、同じ場面にまた辿り着く。何が足りないのか、諦めてもまた辿り着くのは何故なのか。
それが知りたくて、君に尋ねた。
だけど君は応えてくれない。僕の言葉など届いてすらいない。何が間違っていたのかすら、応えれないんだ。
僕と君との間にはとても分厚い板がある。その壁がどうして何で在るのか、僕にはわからないんだ。ただ、何度も巡る場面の中で、その答えを見つける方法はわかった。
多分、あの足りない何かを知る事が出来たら。多分、その足りない何かを言葉にする事が可能なら。また、隔てなく、他愛なく、君と駄弁る事が許されるのだろう。
不思議なものだ、そこまでわかっていて、答えに辿り着けない。その答えを知っているはずの君は、何故壁の向こう側にいるのだろう。知ろうとすればするほど、何かを、大切な何かを思い出せる気がする。しかし、思い出せば想うほど、込み上げてくる何かは何だ。
僕らはいつから、壁を作り始めていたのだろうか。
今まで確実に何回かは出会っている。思い出すとそれはいつも同じ場面だ。何かが足りなかった時こそ、その言葉を見失った時だった。僕の顔を見て恥じらう君にかける言葉を。
それが分かっていても、解る事はなかった。そして、いつしか、探すのを諦めまた歩み出すのだ。何度も、何度でも、探しては諦めて、探しては、また、同じ場面にまた辿り着く。何が足りないのか、諦めてもまた辿り着くのは何故なのか。
それが知りたくて、君に尋ねた。
だけど君は応えてくれない。僕の言葉など届いてすらいない。何が間違っていたのかすら、応えれないんだ。
僕と君との間にはとても分厚い板がある。その壁がどうして何で在るのか、僕にはわからないんだ。ただ、何度も巡る場面の中で、その答えを見つける方法はわかった。
多分、あの足りない何かを知る事が出来たら。多分、その足りない何かを言葉にする事が可能なら。また、隔てなく、他愛なく、君と駄弁る事が許されるのだろう。
不思議なものだ、そこまでわかっていて、答えに辿り着けない。その答えを知っているはずの君は、何故壁の向こう側にいるのだろう。知ろうとすればするほど、何かを、大切な何かを思い出せる気がする。しかし、思い出せば想うほど、込み上げてくる何かは何だ。
僕らはいつから、壁を作り始めていたのだろうか。
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