太陽と月の隠恋慕(かくれんぼ) ― 黄金の獅子と影の姫の物語 ―
太陽の国《レオンハルト王国》。
そこは豊穣の大地に恵まれ、獅子と人が共に生きる温かな国。
王・オーレリオンは「黄金の獅子」と呼ばれる若き王で、
民からも愛される情熱と慈愛の人だった。
一方、隣国の月の国《アルジェンタ王国》。
そこでは太陽が昇らず、白夜の空が永遠に続く。
“太陽の光は身体を焼き尽くす”と信じられた民は、
光を恐れ、静けさと知を尊ぶ閉ざされた国だった。
──そんな二つの国を結ぶために、
太陽国の王と月国の姫との政略結婚が決まる。
月の国で生まれた双子の姫、エルーナとアルネ。
姉・エルーナは月国一の美女として愛され、
妹・アルネは幼い頃に負った傷のせいで“影の姫”として生きてきた。
だが、婚姻の前夜――
姉エルーナは忽然と姿を消す。
「代わりに……アルネ、お前が行くのだ」
そうして“身代わりの花嫁”として、アルネは太陽の王のもとへ嫁ぐことに。
死を覚悟して辿り着いた太陽の国で、
彼女を待っていたのは――冷酷な獅子ではなく、
眩しいほどに優しい、太陽の王オーレリオンだった。
「君が影なら、俺の光で包めばいい」
太陽に愛され、月が心を取り戻す時。
千年続いた国の宿命が、静かに動き始める――。
そこは豊穣の大地に恵まれ、獅子と人が共に生きる温かな国。
王・オーレリオンは「黄金の獅子」と呼ばれる若き王で、
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“太陽の光は身体を焼き尽くす”と信じられた民は、
光を恐れ、静けさと知を尊ぶ閉ざされた国だった。
──そんな二つの国を結ぶために、
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