童話の町 童話の住民たちとのスローライフ
離婚、父の死、そして帰郷。
30歳・バツイチの斗話(とうわ)が戻ったのは、大分の山奥にある人口約1000人の町・語里町。
父の書斎には、月に一度だけ開く不思議な本棚がありました。
本を一冊読んで眠ると、翌朝、その童話のキャラクターが玄関に現れるのです。
最初に来たのは、70年ぶりに召喚された浦島太郎。
亀が大嫌い、魚を見ると虹色に吐く、女性が怖い。
「サバ定食」で早くも事件が起きます。
その後も個性の強い面々が続々と登場します。
・貢がせ気質のギャル、かぐや姫
・小声で中二病の8歳、赤ずきん
・関西弁の亀と、育ちの良いウサギ
・語尾が「ッス」の筋肉担当、金太郎
・釘バットを持つ元ヤン風の一寸法師
・声を失っても明るい人魚姫
みんな心に傷(トラウマ)を抱えたまま、過疎の町で新しい暮らしを始めます。
食堂で働き、写真でバズり、相撲大会で全力を出し、気づけばバンドまで結成。
町の人たちはやたらとおおらかで、昔話のキャラがいても意外と馴染んでいます。
笑って、ときどきじんわり泣ける、現代×コメディの連作群像劇です。
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