その風は西の向こうからやってくる
高校二年生のヴァイオリニスト志望の少女、支倉直。
努力でコンクール本選まで勝ち上がった彼女は、幼なじみでライバルの藤崎理久と空港へ向かう。
そこで出会ったのは、理久の幼なじみ――管野紫帆。
十三歳でレーベル契約を結び、世界の舞台を渡り歩く同い年のプロヴァイオリニストだった。
「お近づきの印に一曲弾くよ」
そう言って紫帆が弾いたのは、直の好きな曲。
その音を聴いた瞬間、直のこれまでの世界が崩れ落ちる。
その人の音楽は、まるで色彩が洪水になって溢れているように見えた。
努力の少女、天才の少女、そしてもう一人のヴァイオリニスト。
三人の高校生が、それぞれの音を探していく青春音楽物語。
※Sarta Tsumugiya 5話のスピンオフですが読んでなくても読めます。
※バイオリン(検索用/表記揺れ)
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