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三顧の礼
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「ウチは全然かまわないよ。、
トモちゃんの都合に全て合わせるから。
開店が昼12時だから、そこから夜7時までの出勤て事だよね?
全然大丈夫!」
ニューハーフヘルスへの復帰を決めた智は、店長の木村にシフトの相談をしていた。
「ありがとうございます。
ベビーシッターの人に晩御飯はお任せするので、とりあえずその時間帯で入れればと思ってます。」
「いやあ、嬉しいなあ。
またトモちゃんがお店に復帰してくれるなんて、ありがたいとしか言いようがないよ。」
「でも、店長。
さっきも言いましたけど、ワタシももう三十すぎですし、本当に需要があるんでしょうか。」
「あるよ、あるに決まってんじゃん。
ウチの店では三十やそこらの歳は小娘の部類に入るよ。
ヤングもヤング、子どもだよ。」
「それは言い過ぎですよ。
大半の人が二十代じゃないですか」
「バカ言っちゃいけないよ。
ひょっとしてホームページのプロフィールのとこ見て言ってんの?
あんなの全部ウソに決まってるじゃん。
トモちゃんは本当の年齢を載せたいって言ったから実年齢で出してるけど、他の連中はみんな実際よりはるかに若く書いてる。
っていうか、もう何年も年齢を更新させてないし」
木村はそう言ってバカ笑いした。
智はこれまで自分より若いと思って接していたほぼ全員が歳上だとわかり、なんとも言えぬ表情を浮かべた。
何はともあれ、智は三たび風俗の世界に舞い戻ってきた。
今回は平日のみの週4勤務で時間は午後12時から午後7時までの7時間。
とにかく稼げるだけ稼ごうと、決意を新たにする智であった。
トモちゃんの都合に全て合わせるから。
開店が昼12時だから、そこから夜7時までの出勤て事だよね?
全然大丈夫!」
ニューハーフヘルスへの復帰を決めた智は、店長の木村にシフトの相談をしていた。
「ありがとうございます。
ベビーシッターの人に晩御飯はお任せするので、とりあえずその時間帯で入れればと思ってます。」
「いやあ、嬉しいなあ。
またトモちゃんがお店に復帰してくれるなんて、ありがたいとしか言いようがないよ。」
「でも、店長。
さっきも言いましたけど、ワタシももう三十すぎですし、本当に需要があるんでしょうか。」
「あるよ、あるに決まってんじゃん。
ウチの店では三十やそこらの歳は小娘の部類に入るよ。
ヤングもヤング、子どもだよ。」
「それは言い過ぎですよ。
大半の人が二十代じゃないですか」
「バカ言っちゃいけないよ。
ひょっとしてホームページのプロフィールのとこ見て言ってんの?
あんなの全部ウソに決まってるじゃん。
トモちゃんは本当の年齢を載せたいって言ったから実年齢で出してるけど、他の連中はみんな実際よりはるかに若く書いてる。
っていうか、もう何年も年齢を更新させてないし」
木村はそう言ってバカ笑いした。
智はこれまで自分より若いと思って接していたほぼ全員が歳上だとわかり、なんとも言えぬ表情を浮かべた。
何はともあれ、智は三たび風俗の世界に舞い戻ってきた。
今回は平日のみの週4勤務で時間は午後12時から午後7時までの7時間。
とにかく稼げるだけ稼ごうと、決意を新たにする智であった。
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