たとえば、この恋に終わりがないと言われても──
王妃アストリッドは、夫であるエルヴァング国王・フィルングの死後、無実の罪で処刑を宣告される。
死を覚悟したその日──彼女を救ったのは、かつての“異国の客人”であり、砂漠の帝国ラフナディールの皇帝・ザファルだった。
処刑台から連れ出され、異郷の地に身を寄せたアストリッド。
だが、彼女を待っていたのは、異なる風習、そして七人の側室を抱える一夫多妻の宮廷。
常識すら違う異国の地で過ごしながら傷ついた心を少しずつ癒していく。
侍女イヴァとの友情、故国に残してきた思い、そしてザファルとの静かな絆──
奪われた地位と尊厳の中でも、彼女は再び“自分”という種を芽吹かせようとしていた。
「王妃ではなくなった今、ただ一人の女として生きてみたいの」
忘れられない人がいる。愛してやまない人がいる。
それでも、その苦しみの中で新たな愛を知ったとき──
死を覚悟したその日──彼女を救ったのは、かつての“異国の客人”であり、砂漠の帝国ラフナディールの皇帝・ザファルだった。
処刑台から連れ出され、異郷の地に身を寄せたアストリッド。
だが、彼女を待っていたのは、異なる風習、そして七人の側室を抱える一夫多妻の宮廷。
常識すら違う異国の地で過ごしながら傷ついた心を少しずつ癒していく。
侍女イヴァとの友情、故国に残してきた思い、そしてザファルとの静かな絆──
奪われた地位と尊厳の中でも、彼女は再び“自分”という種を芽吹かせようとしていた。
「王妃ではなくなった今、ただ一人の女として生きてみたいの」
忘れられない人がいる。愛してやまない人がいる。
それでも、その苦しみの中で新たな愛を知ったとき──
あなたにおすすめの小説
【完結】捨てられた侯爵夫人の日記
ジュレヌク
恋愛
十五歳で侯爵家に嫁いだイベリス。
夫ハイドランジアは、愛人と別邸に住み、三年の月日が経った。
白い結婚による婚姻不履行が間近に迫る中、イベリスは、高熱を出して記憶を失う。
戻ってきた夫は、妻に仕える侍女アリッサムから、いない月日の間書き綴られた日記を手渡される。
そこには、出会った日から自分を恋しいと思ってくれていた少女の思いの丈が詰まっていた。
十八歳になり、美しく成長した妻を前に、ハイドランジアは、心が揺らぐ。
自分への恋心を忘れてしまったとしても、これ程までに思ってくれていたのなら、また、愛を育めるのではないのか?
様々な人間の思いが交錯し、物語は、思わぬ方向へと進んでいく。
あなたがワインを浴びせた相手は、"子爵令嬢"じゃありませんわ
ばぅ
恋愛
公爵令息の恋人と噂されている「ルリア・ラズベルン子爵令嬢」と勘違いされ、夜会でワインを浴びせられた私。でも残念、完全な人違いです。
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
愛していました苦しくて切なくてもう限界です
ララ愛
恋愛
アリサは騎士の婚約者がいる。彼が護衛している時に弟が飛び出してしまいそれをかばうのにアリサが怪我をしてしまいその償いに婚約が決まった経過があり愛されているわけではない。わかっていたのに彼が優しい眼で女騎士の同期と一緒にいる時苦しくてたまらない・・・切ないのは私だけが愛しているから切なくてもう限界・・・
番ではないと言われた王妃の行く末
にのまえ
恋愛
獣人の国エスラエルの王妃スノーは、人間でありながら“番”として選ばれ、オオカミ族の王ローレンスと結婚した。しかし三年間、彼に番と認められることも愛されることもなく、白い結婚のまま冷遇され続ける。
それでも王妃として国に尽くしてきたスノーだったが、ある日、ローレンスが別の令嬢レイアーを懐妊させ、側妃として迎えると知る。ついに心が折れたスノーは離縁を決意し、国を去ろうとする。
しかしその道中、レイアー嬢の実家の襲撃に遭い、スノーは命を落とす寸前、自身の命と引き換えに広域回復魔法で多くの命を救う。
これでスノーの、人生は終わりのはずだった。
だが次に目を覚ますと、スノーは三年前の結婚式当日に戻っていた。何度死んでも、何度拒絶しても、結婚式の誓いの瞬間へと戻される。
番から逃れようと、スノーは何度も死を選ぶが――。
いまさら手遅れです、侯爵閣下
たると
恋愛
セイラは、実家であるヴァレンタイン伯爵家で「出来損ないの長女」として虐げられて育った。
ドレスは常に妹のお下がり、食事は冷めきった残り物。
そんな泥のような日々から、王都の社交界を浮名で賑わす当代の寵児、ダミアンに望まれて嫁いだとき、彼女は一筋の光を見た気がしたのだった。
人並みに愛し、愛される温かい家庭。それを夢見ていた。
しかし、現実は残酷だった。
ダミアンが求めていたのは、トロフィーとしての美しい妻でも、情熱を傾ける恋人でもない。
「ハサウェイ侯爵家の格式を汚さず、完璧に家政を取り仕切り、夫の不在を静かに守る、都合のいい従順な女主人の座席」そのものだった。
冷酷王子に嫌われているはずが、なぜか毎晩呼び出されます
すみひろ
恋愛
王城の大広間が、静まり返っていた。
誰もが息を呑み、視線を集める先――そこには、第一王子レオンハルト殿下と、その婚約者である私、リリアーナが立っている。
「リリアーナ・エヴァンズ。君との婚約を破棄する」
冷え切った声だった。
まるで氷を削ったような、感情のない声音。
周囲からざわめきが広がる。
けれど私は驚かなかった。
だって、この日が来ることはずっと前から分かっていたから。
Kimy様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
整理はできても亡き夫を愛するアストリッドへの恋は一生続いていくのだと思います。それでもアストリッドはザファルと向き合い、彼が惜しみなく注いでくれる想いは彼女の中でしっかりと愛になっていきます。それはそう遠くない未来だと思います。
マルダーンは何も考えていなかったと思いますが、ヴァルグは考え合って乗っ取りという形で王になったのかなと。彼は遠くから見守るタイプですので、マルダーンの性格は世界でも有名なので乗ってくると思い、行動に出ました。
マルダーンは逆にヴァルグが王であり続ける限り、ファリドにも皇帝の座を渡さないような気がします笑
最後までお付き合いいただき、たくさんの感想をいただき、ありがとうございました^^
氷下魚様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
ラブラブムードにしてしまうとその後の展開が
二人とも真面目な性格なのでイチャつくには互いに気持ちがしっかり向き合わないとダメなんだろうなぁと思っておりまして、ザファルは待てが出来るタイプなのでアストリッドが気持ちを伝えてくれる日まで待つと思います。
でもきっとそれほど時間はかからないと思います。なんのしがらみもない中で過ごしていくわけですから、くっつくのはあっという間かなと。そしたらザファルは遠慮しないでしょうし、次にフィルングに会った時には「俺の妻だ」と言ってやると思います。
今回も最後までお付き合いいただき、たくさんの感想もいただき、ありがとうございました!
ぷりん様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
11月14日で最終話となります。
10歳ぐらいで帰るのではないかなと思っています。マルダーンはまだまだ現役でしょうが、それに胡座をかいて世界中を飛び回っていてはいざという時に誰もファリドを皇帝とは認めないでしょうから。
イヴァが一緒なので基本的にはファリドはイヴァと一緒に過ごすような気がしますが、でもやはり父と一緒にいられることが嬉しいので二人きりの時間はグッと減りますね笑
残すところあと二話となりました。彼らの物語に最後までお付き合いいただけますと幸いです^^
田鶴様、間違いはどうぞお気になさらず。似た名前が多くてややこしいですので^^
11月14日が最終話となっております。あともう少し、彼らの物語にお付き合いいただけますと幸いです^^
田鶴様、感想ありがとうございます。
励みになります!
一気読みありがとうございます。とても嬉しいです。
処刑されなかった妻が関わっていないことは録音からとイフラーシュからの報告でわかっているので、お咎めなしとなりました。完全に父親の愛人のようになっているので、ザファルはそれならそれでどうでもいいという感じだと思います。
おっしゃるとおり、ザイードは劣等感に苛まれた男でした。自分だけが炎であり、しかも上位精霊ではない。同じ精霊でも弟は水と土。彼にとっては侮辱も同然でした。怒りをコントロールできず、評価されないのは自分のせいではなく周りが評価しないと思い込む性格でもあり、上手くいかない人生なのは必然だったように思います。
彼らの物語もあと少しとなりましたが、彼らの歩む道を最後まで見守っていただけますと幸いです^^
氷下魚様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
まだ5歳なので純粋な頃ですよね。悪い影響を受けすぎなかったことが唯一の救いかもしれません。
ポンコツとと様も不器用ながら今更ながらに父親というものへと成長していくのかなと思います。
あともう少し、彼らの物語にお付き合いいただけますと幸いです^^
territory様、感想ありがとうございます。
励みになります!
フィルングはとても愛の大きな人でした。自分が持つ愛情を惜しみなく注ぎ続けられる人だったからこそ、ザファルも彼からアストリッドを奪うという考えが出なかったのです。彼も友としてフィルングを愛していたので。
フィルングは自分の代でこの悲劇を終わらせなければならないと思ったのです。子供を作ればアストリッドが毒で死んでしまう。だから子供は望まなかった。毒の研究をやめれば二人に明るい未来はあったのかもしれませんが、次々に見つかる新種の毒花。やはりその毒を解明することはエルヴァングの王としての務めだと譲れなかったのだと思います。
彼は自分の決断がいかに愚かであるか自覚しながらも王として生きることを決めたのは、ザファルがいたからで、ザファルと出会っていなければ……もしかすると自責の念に耐えきれず、王をやめていたかもしれませんね。
彼らの物語もあと少しとなりました。彼らの物語に最後までお付き合いいただけますと幸いです^^
氷下魚様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
アストリッドは愛情深い女性だとわかっているので、自らの言葉で伝えなければきっと前を向くに向けないだろうとフィルングも思っていました。アストリッドの人生はこれからとても長くて、これはフィルングにとって願ってもないチャンスでした。
たった一時間という短い時間ではありますが、彼らにとってはとても大事な時間です。
彼らの物語もあと少しとなりました。もう少しだけ彼らの物語にお付き合いいただけますと幸いです^^
氷下魚様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
彼女たちはそれこそバシールの妻であれば今よりずっと幸せだったかもしれません。強欲さは変わらなかったかもしれませんが、愛されない妻よりはマシだったと思います。
その国の法律や厳しさを知っていながら愚行に及んだ以上は、ですね。
ザファルは執行できるのであれば是非見直したいところだと思います笑
Kimy様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
妃たちも仲良しというわけではなく、普段はバチバチに見下し合ってる関係です。今回は利害の一致で動いていただけですので、これからも、というわけにはいかないかもしれませんね。
おっしゃるとおり、ルガシュは精霊として未熟で。サイードという未熟者の側にいたからこそ成長の機会がなかった、が一番近い理由かなと。恵まれなかったんですよね、彼は。
ザファル達が戻ってくるのか、彼女たちがどうするのか。あともう少し、彼らの物語にお付き合いいただけますと幸いです^^
氷下魚様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
そんな感じですね。友人や夫婦やペットと飼い主が似るように、長い付き合いになればやはり良くも悪くも影響を受けてしまう。それが精霊にも起こったのかなと。
ルィムが戻ってきて、これから彼らがどういう道を歩んでいくのか。
彼らの物語にあともう少しお付き合いいただけますと幸いです^^
氷下魚様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
あまり長いとアストリッドの心臓も無事では済まないような気がしていたので笑
ちょちょっと消えた感じにはなってしまいましたが、ルィムと無事再会することができました!
あとはザファルが皇宮に戻った際にどういう処罰をするのか、ですね。
あともう少し、彼らの物語にお付き合いいただけますと幸いです^^
Kimy様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
ルィムについてはご心配おかけ致しました。
ザファルの一途な愛が伝わったという感じかもしれませんね。どちらも複雑な想いを抱えているのでなかなかイチャコラできないのですが、二人の間に絆があるのは確かだと思います。
皇宮に戻ったザファルが彼らの処遇をどうするのか。あともう少し彼らの物語にお付き合いいただけますと幸いです^^
氷下魚様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
ザイードの野郎がやってしまいました!ザイードというかルガシュというか…!
アストリッドの心の支えであり、魂の片割れでもあった存在の消失により、これからどうなってしまうのか。明日もお付き合いいただけますと幸いです^^
Kimy様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
お国柄と言いますかなんと言いますか、ラフナディールは父親が最も偉く全ての権限を持つ国なので、世継ぎである長男も自然と傲慢になるという通るべき道をザイードも通った、という感じかもしれませんね。
Kimy様がおっしゃったように、今回の件だけでザイードはいくつもの罪を犯しています。それを彼らがどう扱うか、が問題となります。
気になって夜しか眠れないのコメントが好きです笑
これから彼がどうなっていくのか、夜が明けた明日もお付き合いいただけますと幸いです^^
ぷりん様、いつも感想ありがとうございます。
励みになります!
戦い慣れている精霊であればそういうことも上手くできたんだと思いますが、ルィムはこれまでの長い精霊人生で戦闘というものをしたことがないのでそういった技術がないのです。彼は守ることと癒すことに特化した精霊ですので。
ザイードは私利私欲にまみれた欲深い人間で、こうなったのはよくある「うちは自由にさせている」という放置主義のせいかなと。父親は怖くとも、ギリギリのラインで欲をかけばいいという考えが身についた結果かもしれません。
これからも彼らの物語にお付き合い頂けますと幸いです^^
氷下魚様、こちらにも感想をいただきましてありがとうございます!
励みになります!
いつも心震えるほどの嬉しいお言葉ありがとうございます。感謝感謝でございます。
残すところあと一ヶ月ほどの連載となりますが、彼らの物語に最後までお付き合いいただけますと幸いです^^
ぷりん様、感想ありがとうございます。
励みになります!
ラフナディールという国が豊かであるため、先帝は好き放題生きてきました。思うがまま。息子の人生さえも操ってしまうほどに。
愛されなかったことが彼女たちのプライドを傷つけ、歪んだ方へと思考を変えてしまった…という恐ろしさですよね。アストリッドが現れる前からずっと平等であり、特別なんてなかったはずなんですがね。
アストリッドの館に警備でもつけようものならそれこそ夫人たちが特別だなんだと喚き始めることでしょう。自分が皇帝である宮の中で勝手をする人間がいるとはザファルも思い至ってなかったのかもしれませんね。
楽しみと言っていただけてとても嬉しいです。
これからアストリッドたちがどうしていくのか。彼らの物語にこれからもお付き合いいただけますと幸いです^^
ぷりん様、ご指摘ありがとうございます。
絞首で書いていたものを火刑に書き直した際の見落としでございます。
助かります。訂正させていただきました。ありがとうございます!
Kimy様、お久しぶりでございます!
また感想をいただけてとても嬉しいです^^
励みになります!
Kimy様の観察眼が…恐ろしいです。ドキッとしました。
あの花はアストリッドの見間違いか、それとも彼女たちの物語に大きく関わってくるのか。
これからもお付き合いいただけますと幸いです^^