聖女と邪龍の娘
様々な異種族が生息している世界ヴィルトリア。
ほとんどの者達は同じ種族同士で子を成す。人間なら人間と。魔族なら魔族と。だが、森に隠れ住んでいる少女は違った。母親を聖に女、父親に邪龍を持つ。その子は両親の形見のフードを被り、暮らしていた。ある日、あの出会いをするまでは。
念のため、R15にしますが、そこまでの表現は無いと思います。
※第二章の範囲を、第57話までに変更します。第三章は第58話からです。
ほとんどの者達は同じ種族同士で子を成す。人間なら人間と。魔族なら魔族と。だが、森に隠れ住んでいる少女は違った。母親を聖に女、父親に邪龍を持つ。その子は両親の形見のフードを被り、暮らしていた。ある日、あの出会いをするまでは。
念のため、R15にしますが、そこまでの表現は無いと思います。
※第二章の範囲を、第57話までに変更します。第三章は第58話からです。
あなたにおすすめの小説
前の奥様のお部屋には入りません。形だけの後妻で構いませんので、どうぞ皆さまでお好きに偲んでくださいませ
「前の妻の部屋には入るな。君に求めるのは、伯爵夫人という形だけだ」
嫁いだ日、旦那様はそう仰いました。
侍女頭は止めたままの時計の前で「前の奥様なら」と繰り返し、お義母様は優しく微笑みながら、姪御さんのお話ばかりなさいます。
ええ、構いません。前の奥様のお部屋に入るつもりもございません。
ただ、七つになるお嬢様だけが、毎晩こっそり本を抱えて私の部屋へやって来ます。
「お母様の本。読んで」
その余白には、前の奥様が誰にも言えなかったことが綴られていました。花壇をなくすように言われた日。抱いた娘を、返してもらえなかった日々。
私は何も申しません。お父様に読んでさしあげると決めたのは、お嬢様ですから。
止まった時計が動きだす朝、このお屋敷でいちばん青ざめるのは、どなたでしょうね。
※毎日6・10・12・16・18・21時に更新します。
元旦那と去った妹が3年ぶりに現れ、私の現旦那を取ろうとしたので激怒しました
妹のクラリセンダに夫のペルディアンを略奪され、身一つで家を追い出されたエルゼビエッタ。
絶望の淵にあった彼女を救い、後妻として迎えてくれたのは、社交界で「氷血の怪物」と恐れられるヴァルテマル公爵だった。
周囲の懸念をよそに、ヴァルテマルはエルゼビエッタを慈しみ、彼女もまた夫の不器用な優しさに触れて深い愛情を育み、穏やかな幸福を掴んでいた。それから3年。
贅沢三昧で家を破綻させ、泥水のような生活に落ちぶれた妹と元旦那が、あろうことかエルゼビエッタの前に現れる。
豪奢な公爵邸と美貌の公爵を目にした妹は、「姉のものは私のもの」「その旦那様も私に寄越しなさいよ」と、再び厚顔無恥な略奪を仕掛けてきた。かつては理不尽に耐え、ただ涙を流して去ったエルゼビエッタだったが、心から愛する夫を愚弄された瞬間、胸の奥で冷たい怒りの炎が燃え上がる。
「二度と、私の大切な人を奪わせはしない」
温厚だった妻の苛烈な覚醒と、妻を溺愛する公爵の徹底的な庇護のもと、浅ましい侵入者たちへの無慈悲な断罪劇が幕を開ける。
手柄を奪い「無能」と見下す婚約者へ。私がいなくなったら困るのは貴方ですよ?~地味な賢者弟子、在学中に身軽になって皇太子に溺愛される~【完結】
【完結】「お前のような無能で地味な女、私の婚約者には相応しくない!」
学園の中庭、多くの生徒が見守る中で堂々と叫んだのは、男爵家のバルト。
彼が身の程知らずにも格上である伯爵令嬢エリスへ言い放ったのは、まさかの婚約破棄宣告だった。
彼の隣には「エリス様にいじめられていた」と可哀想に嘘泣きをする聖女候補のクレア。
ふたりはこれまで、エリスが寝る間も惜しんで作り上げた画期的な魔導具や研究成果をすべて横取りし、「自分たちの実績」として周囲に誇っていたのだ。
バルトの手柄を信じ切っている学園の生徒たちから冷たい視線を浴びせられるエリス。
だが、彼女は傷つくどころか心の中でガッツポーズを決めていた。
(やった! これで面倒なバカの相手をしなくてすむ……!)
実はエリス、【伝説の賢者】に弟子入りした規格外の魔法の天才!
目立ちたくない一心で成果を奪われても静観していた彼女は、これで晴れて自由になれると大喜び。
「わかりました。では、婚約を解消いたしましょう」
あっさりと承諾し、その場を去ろうとするエリス。
しかし、そんな彼女を引き止めたのは、学園トップにして「冷酷」と恐れられるアルフレッド皇太子で――!?
手柄を奪った男爵令息たちの勘違いの行方は?
そして、なぜか皇太子殿下に目をつけられてしまったエリスの学園生活はどうなる――!?
無自覚な規格外令嬢と、執着気みな激重皇太子の、学園スカッと&甘々ラブコメディ!
『幼馴染を優先して何が悪い』と婚約者が言うので、私も幼馴染を優先することにしました。――私の幼馴染、隣国の皇帝なんですけど
「幼馴染を優先して、何が悪い」
誕生日の夕食も、夜会のエスコートも、三年間ずっと幼馴染を優先してきた婚約者。
辺境伯令嬢シャルロットは、怒りもせずににっこり笑った。
「何も悪くありませんわ。では、私もそういたします」
「好きにすればいい」
その夜、十年間「元気です」とだけ返してきた幼馴染への手紙に、初めて本当のことを書いた。
十日後、帝国の早馬が三頭続けて駆けこんでくる。
馬車十台分の、十年分の誕生日の贈り物。
真っ青になる国王、ひっくり返る王宮、胃を押さえる帝国の宰相。
そして秋の舞踏会の夜、氷の皇帝が、彼女の前で片膝をついた。
「遅くなった、シャル」
「ただの幼なじみ」と言い続けた騎士団長が、私の縁談の席に乗り込んできました
「ただの幼なじみです」
誰に聞かれても、騎士団長ライオネルはそう答え続けた。
だから地味な伯爵令嬢リディアは、もう期待するのをやめて、侯爵家との縁談を受けることにした。
――その見合いの席の扉が、勢いよく開け放たれるまでは。
「その縁談、少し待っていただきたい」
叙爵の勅書を手に現れた彼は、十年間、身分が釣り合う日まで黙って功績を積み上げていたらしい。
※この作品は、外部サイトでも掲載しております。
給仕係の私が触れた瞬間、王子様の番を探す水晶が光りました ~黒獅子殿下は半年前から、私を待っていたそうです~
黒獅子の王子レグルスの番を探す「番判定の儀」。
国中の令嬢が集められたその場で、給仕係のノエルは公爵令嬢に足を引っかけられ、思わず水晶に手をついてしまう。
その瞬間、水晶はまばゆい光を放った。
「不正だ」「誤作動だ」と騒ぐ令嬢たちを、王子はたった一言で黙らせる。
「この儀を望んだのは、お前たちの家だろう」
実は王子は、半年前から毎晩お茶を運んでくる彼女に気づいていて――。
没落男爵家の給仕と、一途すぎる黒獅子王子の番物語。
※この作品は、外部サイトでも掲載しております。
前世を思い出し、聖地巡礼に出ました〜最後には人間離れしてしまったようです〜
「……よし、これで完璧ね」
真夜中の執務室。私ーー侯爵夫人であるフレアは、高級な羊皮紙にさらさらと文字を書き置き、ふう、と満足げなため息をついた。
机の上に置いたのは、結婚指輪、夫への短い置き手紙と離婚届だ。
『私がいなくても、あなたも、寮に入った子どもたちも困らないでしょう。今までお世話になりました。 ――フレア』
冷え切った夫婦仲。外に愛人とその子どもを囲う夫。そんな父親を見て育った二人の我が子。この広い屋敷で、私が消えたところで誰も心配しないし、誰も困りはしない。
だったらーーもう、自分のために生きたってバチは当たらないわよね?
きっかけは、王立図書館の奥で埃を被っていた古い英雄|譚《たん》を手にしたことだった。その瞬間、私は前世の記憶を取り戻し、オタク魂が完全に覚醒したのだ。
最初は大人しく現在の運命を受け入れていたけれど、身動きの取れない、というか動かなかった今までの自分(フレア)に腹が立ち、ワガママに生きていた前世を復活させる事に決めたのだ。
ログインすると感想の投稿ができます。