最後に残ったもの

「みんな出ていったのに、私だけ残されたの」

その箱の中から聞こえてきたのは、誰にも知られてはならない“最後の声”。
甘く囁くそれは、救いのようでいて、どこか不穏。

――その声は言う。「もう一度、この箱を開けて?」

出遅れた“最後のひとつ”が、今もあなたに語りかけてくる。
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