理論上俺の異世界転生、うまくいくはずだった

「カップ麺は理論上、無限に食べられる」
 そんなバカげた理論を真顔で語っていた高校生・相馬一は、昼休みの最中、校舎の床が崩落する事故に巻き込まれ、あっけなく命を落としてしまう。

 目を覚ました先は、剣と魔法の存在する異世界。
 転生特典として与えられた能力は、攻撃力でも魔法でもなく――
 **「理論上可能だと信じたことを、最後まで考え抜く力【無限思考】」**という、あまりにも地味で実用性不明なスキルだった。

 常識も価値観も違う異世界で、相馬の思考はことごとくズレまくる。
 正論を積み上げた結果、なぜか怒られ、疑われ、命を狙われる日々。
 だがその“バカみたいに考え続ける力”は、少しずつ世界の歪みを突き崩していく。

 最強でも天才でもない。
 あるのは「理論上いけるはず」という根拠のない自信だけ。

 これは、
 正しさを信じ続けた一人のバカが、異世界の常識を壊していく物語。
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