国から裏切られた欠陥勇者の少年は絶世の美女の魔王に溺愛されながら世界を救う

勇者の少年アスタは世界に闇をもたらす四人の魔王を倒す旅に出た。
しかし気付けばアスタは誰も立ち入らない森の中に入っていて、そこで絶世の美女と出会う。
彼女の名前はエーデルワイス。誰も知らない五人目の魔王。だが彼女こそ最古にして最強の魔王だった。
アスタは戦うが力及ばず敗れてしまう。
死を覚悟した勇者アスタに、魔王は提案した。

「ねぇ、アスタ君。私のモノにならない?」

そして始まる勇者と魔王の同棲生活。

「おはよう、アスタ君。もう起きたの?」
「いつも言っていますけど服は着て下さい。風邪ひきますよ?」
「うぅん……大丈夫だよぉ……アスタくんをぉ……抱きしめていればぁ……温かいから」
「ちょ、ちょっと―――!」

勇者アスタの悩みは尽きず。
魔王エーデルワイスは微笑みながら静かに呟く。


「いつか私を殺してね。小さな勇者様」
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