地獄への道は善意で舗装されている【改訂版】
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俺は姫じゃない。断じて姫じゃない!
冒険者スズは、実力者揃いのBランクパーティー≪五彩の灯≫に所属する、ごく平凡な冒険者だ。
剣も魔法もからっきし。戦闘では役に立たず、気づけば荷物持ち兼パーティーの「姫」という立場に収まっていた。
仲間は全員、顔も実力も一級品。
そして、なぜかスズにだけ異様に甘い。
高級ポーションに高価な装備、惜しみなく贈られるプレゼント。世話を焼かれ、甘やかされ、何をするにも大切に扱われる。
そのため、いつしか周囲からは自然と姫認知されてしまった。
――俺は姫を卒業する!
そう決意したスズだったが、彼はまだ知らない。
四人が自分をどれほど大切に思っているのか。
そして、彼らが望んでいるのは「姫」ではなく、もっと特別な存在だということを。
これは、姫を卒業したい冒険者と、彼を手放す気などさらさらない四人の男たちが織りなす、善意と愛情たっぷりの冒険譚。
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