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04学校行事と探偵部
激辛バレンタイン事件03
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「ありがとう、楼路君」
失態をさらした純架が、咳き込みながらコーヒーを飲む。その顔は去りつつある苦痛に、憤慨が取って代わろうとしていた。そりゃまあそうだろう。どうも教室の皆は、この謎チョコが唐辛子入りだって知っていて黙っていたみたいなんだから。
完全に回復した純架は、傷つけられた誇りと無様な醜態に頬を赤く染めながら、周りにわめいた。
「誰だ! 誰が僕にこんないたずらを仕掛けたんだ! 名乗り出たまえ!」
俺は怒気の塊と化した純架に気を使った。
「俺も知らなかったけどな。純架、熱くなるな。冷静にいこうぜ」
純架はほとんど無視した。怒髪天を衝くとはこのことだ。
「英二君は知っていたかね?」
英二は肩をすくめた。部長の狂態を若干面白がっている風である。
「いいや、俺も楼路と同じさ。どうもクラスの連中は、お前が悶え苦しむさまを邪魔されたくなかったようだな。『探偵部』メンバーの誰も教えてもらってないらしいのがその証拠だ。告げ口されたくなかったんだろう」
「薄情な……。酷い話もあったものだよ、楼路君。僕が何をしたっていうんだ。DJ用のでかい機材を持ってきて教室で遊んでみたり、机の上で縄跳びの三重飛びに汗を流したり……その程度の奇行しかしてこなかったのにっ!」
自業自得な気もするが……
「飯田さんも菅野さんも聞いてないんだね?」
奈緒は怒り心頭に発する純架が珍しいのか、ちょっと興味深そうに観察している。
「もちろんよ。でも私も教えてもらっていたら、言わなかったかも」
常にクールな結城がこのとき噴き出した。弧を描く唇を隠すように手で覆う。
「飯田さん、結構言いますね。――私も当たり前ですが知りませんでした」
純架は今度は因縁深い一人の男子を指差した。
「矢原君! 君かね、犯人は」
矢原宗雄といえば、『探偵部』を憎みきっているクラスメイトとして知られている。煙草の吸殻を巡る事件では、冤罪を押し被せようとしてきたっけ。
だが矢原は黄色い顔を左右に振った。
「おいおい、今回は僕は関係ないぞ。犯人扱いはやめてもらおうか」
「でも僕の机に激辛チョコが入っていることを、知ってて黙っていたんだね」
「そんなの他の皆も同じだろう。僕ばかり責めることじゃない」
純架は激辛チョコを食べることを勧めてきた久川に矛先を向けた。
「久川君、犯人は誰だい?」
久川はまだ笑いをこらえている。よほどさっきの純架の情けない姿がツボにはまったのだろう。
「俺は岩井から、誰か女子が桐木の机に激辛チョコを入れたって聞いただけだ。本当さ、信じてくれよ」
純架の視線が岩井に向けられる。岩井は慌てて手を振った。
「俺も俺も。女子が発信源だよ、今回の話題は」
純架はようやく憤怒がおさまってきたのか、呼吸を鎮めた。
「……どうやら男子は噂を聞いただけのようだね。なら女子だ」
彼は複数人の女子に手当たり次第に質問した。誰が犯人か、と。しかし皆知らないという。茅野さんが困惑して答えた。
「私は後藤さんや玉里さん、花島さんが面白がって話しているのを横から聞いただけよ」
後藤茉莉、玉里芽衣、花島薫といえば、1年3組でもよく知られる仲良しトリオだ。純架は今日も机を寄せ合って弁当を食べていた彼女らを直撃した。
「君たちは何か知ってるよね?」
茉莉が迷惑そうにしながら、でも素直に応じた。焦げ茶色のレイヤーボブで、ややつり目なものの、秀でた器量と抜群のスタイルを誇っている。スカートが短くて思わず覗き込みたくなる。
「知ってるわ。というか、このクラスに噂を広めたの、私たちだもの。……早朝、3年の女子の先輩がやってきて、『桐木君の机はどれですか』って質問してきたから、『あれです』って答えたの。そしたら彼女は『これは唐辛子入りのチョコだけど、黙っておいてね。奇行馬鹿に天誅を食らわせてやるの』って笑って、その包みを桐木君の机に押し込んだの。感じの良さそうな人だったから、私もつられて笑っちゃったんだけどね」
純架はこの情報に飛びついた。
「その先輩が犯人ってわけか。どこのクラスの何て人だい?」
芽衣が口を挟む。黒のミディアムパーマで少し太り気味な彼女は、頬がぽっちゃりしていて豊満な胸と短い足を気にしている。
「上履きの色で3年だって判断しただけよ。私も茉莉ちゃんも薫ちゃんも知らない人だったわ」
「そのとき教室に人はいたかね?」
「まだまばらだったわ」
「となると、じかに目撃した人はほぼ君たちだけか……」
純架はスマホのメモ帳を開きはせずに、ノートとシャーペンを用意した。。
「その先輩の――不逞の輩の詳しい身体的特徴を教えてくれたまえ。覚えている範囲内でいいから。それを元に、僕が似顔絵と4コマ漫画、それからスピンオフアニメを描くよ」
似顔絵だけでいい。
俺は彼のいきなりの行動に面食らって聞いてみた。
「おい、お前に似顔絵の才能なんてあったっけ?」
純架はシャーペンを得意そうに指の上で回し、そのまま落とした。
できないならやるな。
「今まで披露していないだけで、簡単なものなら僕でも描けるよ。さあ、後藤さん、玉里さん、花島さん」
茉莉が頬に人差し指を当てた。あざと可愛いという奴だ。
「そうね、まず目に付いたのは茶色い縁の大きな眼鏡ね」
「ほう、眼鏡……と」
芽衣が脇から口添えする。
「あとやたら胸がでかかった! 私といい勝負ね」
「ふむ、巨乳。服装は当然制服だから良いとして……髪型は?」
薫が応じた。黒のお下げにそばかすの浮いた頬で、細い目を化粧で大きく見せようとしている。痩せぎすで枯れ木のようだった。
「サイドアップだったわ、確か。ちょっと茶色っぽかったかも」
「目は一重? 二重?」
茉莉が考え考え口を開く。
「覚えてないけど、ぱっちりしてたわ。睫毛もカールさせてたし」
「鼻はどう? 高かった? 丸かった? 潰れてた? 矢印だった? 上っ鼻だった? 鷲鼻だった?」
芽衣が腕を組んで茉莉と薫に尋ねる。
「うーん……どうだったっけ?」
「記憶にないわ」
「私も」
純架はしきりとうなずいた。
「それならそれでいいんだよ。特徴のない鼻だった、と。ならここは空白にしておこうか。唇はどんな感じだった? ふっくらしていたとか、大きかったとか、忘れていなければ」
薫が思い出したように手を叩いた。
「何だか学者っぽい印象だったよ」
「ほう! なかなか知的そうだったのかね、こんないたずらを仕掛けたわりには……」
茉莉が補足する。
「あと、リップを塗ってて艶々だった。あれ可愛かったね」
純架は自在に線を走らせていく。
「では顎の輪郭はどうだったね? 尖っていたか、しゃくれていたか、丸かったか角張っていたか?」
薫がこれは断定的に話した。
「ちょっとしゃくれてたかも。あと小さかったよね」
芽衣も首肯する。
「そうそう、そんな感じだった」
純架がまとめに入った。
「他に気になった点は何かあるかい?」
茉莉がいの一番に反応した。
「白い手袋してたわ。まあ寒かったしね」
純架が少し固まった。俺は気になって問いかける。
「どうした?」
「これは、思ったより手強いかもしれない。となると……。ちなみにその人、どんな歩き方だった?」
薫が首を傾げる。
「歩き方?」
「覚えている範囲でいいんだけど」
芽衣が助け舟を出した。
「そうね、何だかぎこちなかった」
純架が被せるように問いただす。
「靴が合わない感じ?」
茉莉が我が意を得たりと両手を合わせる。
「そうそう! それ、ぴったりの表現ね」
純架は深々と点頭した。
「――よし、以上の情報で犯人を捜そう。ご協力ありがとう、皆」
純架と俺は自分の席に戻る。唐辛子入りのチョコがすっかり嫌われて放置されていた。俺は時計を見る。
「もう昼休みも終わるけど……どうする?」
「この似顔絵をスマホで撮影して、1組の辰野さんを含めて『探偵部』全員で共有するんだ。放課後に一斉に1年、2年の各クラスを捜索するためにね」
俺は当然の疑問をぶつけた。
「あれ? 確か問題の犯人は3年って言ってなかったっけ」
純架は忌々しげに机の上を片付けている。
「それはフェイクさ。手袋をして指紋を残さない配慮からして、犯人は3年に化けたものと見られる。3年なら5組もあるんだ、早々探知されないからね。そしてそれには知り合いの3年生から上履きを借りるだけで済む。僕が犯人の歩き方を聞いたのは、不慣れな3年生の上履きに手こずったのではないかとの推測からだった。そしてそれはどうやら当たりのようだ。犯人は1年か2年さ、間違いない」
よく出来た似顔絵を親の敵のように睨みつけた。
「それにしてもどうもこの犯人、変装をしている風がある。髪型といい眼鏡といい睫毛といい胸といい、ね。胸はパットを入れれば簡単に膨らませられるしね」
「おい、それじゃ各クラスを捜索しても見つけられないんじゃ……」
「プレッシャーをかけるんだよ。『探偵部』が動いているってね。それに髪の毛の色や顎の輪郭まではそんなにすんなり変えられない。そうした点も含めて『探偵部』メンバーには周知しておくよ、LINEでね」
失態をさらした純架が、咳き込みながらコーヒーを飲む。その顔は去りつつある苦痛に、憤慨が取って代わろうとしていた。そりゃまあそうだろう。どうも教室の皆は、この謎チョコが唐辛子入りだって知っていて黙っていたみたいなんだから。
完全に回復した純架は、傷つけられた誇りと無様な醜態に頬を赤く染めながら、周りにわめいた。
「誰だ! 誰が僕にこんないたずらを仕掛けたんだ! 名乗り出たまえ!」
俺は怒気の塊と化した純架に気を使った。
「俺も知らなかったけどな。純架、熱くなるな。冷静にいこうぜ」
純架はほとんど無視した。怒髪天を衝くとはこのことだ。
「英二君は知っていたかね?」
英二は肩をすくめた。部長の狂態を若干面白がっている風である。
「いいや、俺も楼路と同じさ。どうもクラスの連中は、お前が悶え苦しむさまを邪魔されたくなかったようだな。『探偵部』メンバーの誰も教えてもらってないらしいのがその証拠だ。告げ口されたくなかったんだろう」
「薄情な……。酷い話もあったものだよ、楼路君。僕が何をしたっていうんだ。DJ用のでかい機材を持ってきて教室で遊んでみたり、机の上で縄跳びの三重飛びに汗を流したり……その程度の奇行しかしてこなかったのにっ!」
自業自得な気もするが……
「飯田さんも菅野さんも聞いてないんだね?」
奈緒は怒り心頭に発する純架が珍しいのか、ちょっと興味深そうに観察している。
「もちろんよ。でも私も教えてもらっていたら、言わなかったかも」
常にクールな結城がこのとき噴き出した。弧を描く唇を隠すように手で覆う。
「飯田さん、結構言いますね。――私も当たり前ですが知りませんでした」
純架は今度は因縁深い一人の男子を指差した。
「矢原君! 君かね、犯人は」
矢原宗雄といえば、『探偵部』を憎みきっているクラスメイトとして知られている。煙草の吸殻を巡る事件では、冤罪を押し被せようとしてきたっけ。
だが矢原は黄色い顔を左右に振った。
「おいおい、今回は僕は関係ないぞ。犯人扱いはやめてもらおうか」
「でも僕の机に激辛チョコが入っていることを、知ってて黙っていたんだね」
「そんなの他の皆も同じだろう。僕ばかり責めることじゃない」
純架は激辛チョコを食べることを勧めてきた久川に矛先を向けた。
「久川君、犯人は誰だい?」
久川はまだ笑いをこらえている。よほどさっきの純架の情けない姿がツボにはまったのだろう。
「俺は岩井から、誰か女子が桐木の机に激辛チョコを入れたって聞いただけだ。本当さ、信じてくれよ」
純架の視線が岩井に向けられる。岩井は慌てて手を振った。
「俺も俺も。女子が発信源だよ、今回の話題は」
純架はようやく憤怒がおさまってきたのか、呼吸を鎮めた。
「……どうやら男子は噂を聞いただけのようだね。なら女子だ」
彼は複数人の女子に手当たり次第に質問した。誰が犯人か、と。しかし皆知らないという。茅野さんが困惑して答えた。
「私は後藤さんや玉里さん、花島さんが面白がって話しているのを横から聞いただけよ」
後藤茉莉、玉里芽衣、花島薫といえば、1年3組でもよく知られる仲良しトリオだ。純架は今日も机を寄せ合って弁当を食べていた彼女らを直撃した。
「君たちは何か知ってるよね?」
茉莉が迷惑そうにしながら、でも素直に応じた。焦げ茶色のレイヤーボブで、ややつり目なものの、秀でた器量と抜群のスタイルを誇っている。スカートが短くて思わず覗き込みたくなる。
「知ってるわ。というか、このクラスに噂を広めたの、私たちだもの。……早朝、3年の女子の先輩がやってきて、『桐木君の机はどれですか』って質問してきたから、『あれです』って答えたの。そしたら彼女は『これは唐辛子入りのチョコだけど、黙っておいてね。奇行馬鹿に天誅を食らわせてやるの』って笑って、その包みを桐木君の机に押し込んだの。感じの良さそうな人だったから、私もつられて笑っちゃったんだけどね」
純架はこの情報に飛びついた。
「その先輩が犯人ってわけか。どこのクラスの何て人だい?」
芽衣が口を挟む。黒のミディアムパーマで少し太り気味な彼女は、頬がぽっちゃりしていて豊満な胸と短い足を気にしている。
「上履きの色で3年だって判断しただけよ。私も茉莉ちゃんも薫ちゃんも知らない人だったわ」
「そのとき教室に人はいたかね?」
「まだまばらだったわ」
「となると、じかに目撃した人はほぼ君たちだけか……」
純架はスマホのメモ帳を開きはせずに、ノートとシャーペンを用意した。。
「その先輩の――不逞の輩の詳しい身体的特徴を教えてくれたまえ。覚えている範囲内でいいから。それを元に、僕が似顔絵と4コマ漫画、それからスピンオフアニメを描くよ」
似顔絵だけでいい。
俺は彼のいきなりの行動に面食らって聞いてみた。
「おい、お前に似顔絵の才能なんてあったっけ?」
純架はシャーペンを得意そうに指の上で回し、そのまま落とした。
できないならやるな。
「今まで披露していないだけで、簡単なものなら僕でも描けるよ。さあ、後藤さん、玉里さん、花島さん」
茉莉が頬に人差し指を当てた。あざと可愛いという奴だ。
「そうね、まず目に付いたのは茶色い縁の大きな眼鏡ね」
「ほう、眼鏡……と」
芽衣が脇から口添えする。
「あとやたら胸がでかかった! 私といい勝負ね」
「ふむ、巨乳。服装は当然制服だから良いとして……髪型は?」
薫が応じた。黒のお下げにそばかすの浮いた頬で、細い目を化粧で大きく見せようとしている。痩せぎすで枯れ木のようだった。
「サイドアップだったわ、確か。ちょっと茶色っぽかったかも」
「目は一重? 二重?」
茉莉が考え考え口を開く。
「覚えてないけど、ぱっちりしてたわ。睫毛もカールさせてたし」
「鼻はどう? 高かった? 丸かった? 潰れてた? 矢印だった? 上っ鼻だった? 鷲鼻だった?」
芽衣が腕を組んで茉莉と薫に尋ねる。
「うーん……どうだったっけ?」
「記憶にないわ」
「私も」
純架はしきりとうなずいた。
「それならそれでいいんだよ。特徴のない鼻だった、と。ならここは空白にしておこうか。唇はどんな感じだった? ふっくらしていたとか、大きかったとか、忘れていなければ」
薫が思い出したように手を叩いた。
「何だか学者っぽい印象だったよ」
「ほう! なかなか知的そうだったのかね、こんないたずらを仕掛けたわりには……」
茉莉が補足する。
「あと、リップを塗ってて艶々だった。あれ可愛かったね」
純架は自在に線を走らせていく。
「では顎の輪郭はどうだったね? 尖っていたか、しゃくれていたか、丸かったか角張っていたか?」
薫がこれは断定的に話した。
「ちょっとしゃくれてたかも。あと小さかったよね」
芽衣も首肯する。
「そうそう、そんな感じだった」
純架がまとめに入った。
「他に気になった点は何かあるかい?」
茉莉がいの一番に反応した。
「白い手袋してたわ。まあ寒かったしね」
純架が少し固まった。俺は気になって問いかける。
「どうした?」
「これは、思ったより手強いかもしれない。となると……。ちなみにその人、どんな歩き方だった?」
薫が首を傾げる。
「歩き方?」
「覚えている範囲でいいんだけど」
芽衣が助け舟を出した。
「そうね、何だかぎこちなかった」
純架が被せるように問いただす。
「靴が合わない感じ?」
茉莉が我が意を得たりと両手を合わせる。
「そうそう! それ、ぴったりの表現ね」
純架は深々と点頭した。
「――よし、以上の情報で犯人を捜そう。ご協力ありがとう、皆」
純架と俺は自分の席に戻る。唐辛子入りのチョコがすっかり嫌われて放置されていた。俺は時計を見る。
「もう昼休みも終わるけど……どうする?」
「この似顔絵をスマホで撮影して、1組の辰野さんを含めて『探偵部』全員で共有するんだ。放課後に一斉に1年、2年の各クラスを捜索するためにね」
俺は当然の疑問をぶつけた。
「あれ? 確か問題の犯人は3年って言ってなかったっけ」
純架は忌々しげに机の上を片付けている。
「それはフェイクさ。手袋をして指紋を残さない配慮からして、犯人は3年に化けたものと見られる。3年なら5組もあるんだ、早々探知されないからね。そしてそれには知り合いの3年生から上履きを借りるだけで済む。僕が犯人の歩き方を聞いたのは、不慣れな3年生の上履きに手こずったのではないかとの推測からだった。そしてそれはどうやら当たりのようだ。犯人は1年か2年さ、間違いない」
よく出来た似顔絵を親の敵のように睨みつけた。
「それにしてもどうもこの犯人、変装をしている風がある。髪型といい眼鏡といい睫毛といい胸といい、ね。胸はパットを入れれば簡単に膨らませられるしね」
「おい、それじゃ各クラスを捜索しても見つけられないんじゃ……」
「プレッシャーをかけるんだよ。『探偵部』が動いているってね。それに髪の毛の色や顎の輪郭まではそんなにすんなり変えられない。そうした点も含めて『探偵部』メンバーには周知しておくよ、LINEでね」
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