婚約破棄されたので好きに生きます。ところで王太子殿下、国の結界が消えていますよ?
「アリア・フォン・エルディア。お前との婚約を破棄する」
王城の大広間に、冷たい声が響いた。
私は静かに顔を上げた。
壇上には、私の婚約者である王太子レオンハルト殿下。
その隣には、淡い桃色の髪を揺らす令嬢――クラリス・ベルナード侯爵令嬢が寄り添っている。
なるほど。
王城の大広間に、冷たい声が響いた。
私は静かに顔を上げた。
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