涼

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恋愛 連載中 長編
「クラリス・エインズワース。国王陛下に毒を盛った罪により、斬首に処す」 王太子の婚約者として尽くし、親友の「聖女」のために薬を作り続けた三年間。その果てに、私は「毒婦」として処刑された。 婚約者は目を逸らし、父は私を勘当し、親友は王太子の腕の中で涙をこぼしていた。 ただひとり――刑場に馬で飛び込み、私の名を叫んでくれた騎士がいた。一度しか話したことのない、西の辺境の騎士団長。 目を開けると、私は十八歳に戻っていた。婚約の誓約式の、前の日に。 「この婚約、辞退いたします」 二度目の人生は、誰にも利用されない。私の薬は、私が決めた人のために使う。 向かう先は、誰も志願しない西の辺境、黒鷲騎士団の専属薬師。あの日の借りを、今度は私が返すために。 ……そう思っていたのに、初対面の騎士団長様が開口一番、 「結婚してくれ」 いえ、あの、まだ名乗ってもいないのですが? 一方、「聖女の薬」を失った王都では、親友の奇跡が少しずつ嘘になり始めていた。
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文字数 44,936 最終更新日 2026.11.02 登録日 2026.11.02
ファンタジー 連載中 長編
「魔物に餌をやるだけの〈飼育〉スキル持ちなんて、勇者候補のパーティにはいらないんだよ」 Aランク昇格を目前にした冒険者パーティ〈紅蓮の槍〉で、荷物持ちと騎竜の世話係をしていた青年ノア(十九歳)。 新しく入ったS級テイマーに居場所を奪われ、連れていたスライム一匹と一緒に、あっさり追い出された。 行くあては、北の辺境にある祖父の牧場だけ。十年前に祖父が死んでから、誰も住んでいない廃牧場だ。 けれど誰も知らなかった。〈飼育〉で育てられた魔物は、本来の限界を越えて育つことを。パーティの騎竜が無敵だったのは、ノアが毎晩世話をしていたからだということを。 罠にかかっていた白い子狐を助け、痩せた牛型魔物を引き取り、母を亡くした熊の子に懐かれて――気がつけば牧場には、規格外のミルクと卵と、伝説級に育っていく魔物たちがあふれていた。 一方そのころ、首輪で魔物を従わせる新入りテイマーのもとで、〈紅蓮の槍〉の騎竜は言うことを聞かなくなっていた
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文字数 43,015 最終更新日 2026.11.02 登録日 2026.11.02
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