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エイデン君と私
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「こらエイデン、初対面でそれはダメだろ?」
「だって、あいつ魔力なさすぎねぇ?クラス間違えたんじゃねぇの?」
「ごめんね、ソフィア。エイデン口が悪いからさ…。悪気は無いんだ。」
「あいつは放っておきましょ。」
「…チェッ…。」
「………。」
アニッサ、クリフの反応にいじけるシメオン家ご令息。
あのキラキラとした綺麗な顔からうん〇という言葉が出たのか?本当に?そして威厳ある二大家門だと言われているご令息がアカデミー生の様な反応をしている。
(――威厳とは…。)
現状に戸惑いつつも、先ほどから感じている違和感を問うてみる。
「あの…、その、…皆さんはもともと知り合い、なの…?」
余りにも親しい掛け合いに疑問に思わない訳ないだろう。
「あぁ、俺ら幼馴染なんだ。」
「残念なことにね。」
「そんなこと言うなよアニッサ。寂しいだろ?」
「思ってもない癖に言わないで気持ち悪い。」
やれやれと言った反応を示すクリフを無視するアニッサ。そしてその横に居るシメオン家ご令息に視線を移すと…――
(――めっちゃ睨んでる…)
その時私は悟った。アニッサ、クリフは別として、この明らかに不満そう睨んでくる王子…――
(私、滅茶苦茶歓迎されてないっ!!!)
「だって、あいつ魔力なさすぎねぇ?クラス間違えたんじゃねぇの?」
「ごめんね、ソフィア。エイデン口が悪いからさ…。悪気は無いんだ。」
「あいつは放っておきましょ。」
「…チェッ…。」
「………。」
アニッサ、クリフの反応にいじけるシメオン家ご令息。
あのキラキラとした綺麗な顔からうん〇という言葉が出たのか?本当に?そして威厳ある二大家門だと言われているご令息がアカデミー生の様な反応をしている。
(――威厳とは…。)
現状に戸惑いつつも、先ほどから感じている違和感を問うてみる。
「あの…、その、…皆さんはもともと知り合い、なの…?」
余りにも親しい掛け合いに疑問に思わない訳ないだろう。
「あぁ、俺ら幼馴染なんだ。」
「残念なことにね。」
「そんなこと言うなよアニッサ。寂しいだろ?」
「思ってもない癖に言わないで気持ち悪い。」
やれやれと言った反応を示すクリフを無視するアニッサ。そしてその横に居るシメオン家ご令息に視線を移すと…――
(――めっちゃ睨んでる…)
その時私は悟った。アニッサ、クリフは別として、この明らかに不満そう睨んでくる王子…――
(私、滅茶苦茶歓迎されてないっ!!!)
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