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エイデン君と私
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「はぁ?何でお前いんの?」
「……すいません…。」
(やっぱりね…。)
予想にはしていたが、現地に到着するとエイデン君の綺麗な顔が嫌そうにクシャっと歪む。そこに私と一緒に現地へ飛んだオデッセ先生が後ろから助け舟を出した。
「別に誰がペアだろいうがお前には関係ないだろ?」
「…まぁ、そうだけど…。」
「お前はいつも通りやれば良い。ほんの少しソフィアのことを気にしつつな。」
「なんで俺がこんなヤツ相手に気を付けないといけないんだよ。」
「実践だとお前はソフィア一人ではなく大勢の人を気にしながら戦わないといけないんだぞ。」
「…チッ…。」
あからさまに舌打ちを打ったエイデン君は苛立った様子で後ろ髪を掻く。その瞳が私を射抜いた。
「…自分の身は自分で守れよ。魔獣に教われてても俺は助けねぇからな。」
「…っ!う、うん…!」
これは、自分の攻撃には巻き込まないけど魔獣討伐は自力でやれと言う事だろうか。久しぶりにまともに話しかけて貰ったため思わずどもってしまった。
「はぁ…。じゃあ、3時間、悠々励んで来い。」
「……足、引っ張んなよ。」
オデッセ先生の発言にエイデン君は私に指を向け釘を刺す。そして私の返事を聞く前にその場から消えてしまった。
「…仲良くしろよ。」
「だから、私に言わないでください…。」
お腹が痛い。
「……すいません…。」
(やっぱりね…。)
予想にはしていたが、現地に到着するとエイデン君の綺麗な顔が嫌そうにクシャっと歪む。そこに私と一緒に現地へ飛んだオデッセ先生が後ろから助け舟を出した。
「別に誰がペアだろいうがお前には関係ないだろ?」
「…まぁ、そうだけど…。」
「お前はいつも通りやれば良い。ほんの少しソフィアのことを気にしつつな。」
「なんで俺がこんなヤツ相手に気を付けないといけないんだよ。」
「実践だとお前はソフィア一人ではなく大勢の人を気にしながら戦わないといけないんだぞ。」
「…チッ…。」
あからさまに舌打ちを打ったエイデン君は苛立った様子で後ろ髪を掻く。その瞳が私を射抜いた。
「…自分の身は自分で守れよ。魔獣に教われてても俺は助けねぇからな。」
「…っ!う、うん…!」
これは、自分の攻撃には巻き込まないけど魔獣討伐は自力でやれと言う事だろうか。久しぶりにまともに話しかけて貰ったため思わずどもってしまった。
「はぁ…。じゃあ、3時間、悠々励んで来い。」
「……足、引っ張んなよ。」
オデッセ先生の発言にエイデン君は私に指を向け釘を刺す。そして私の返事を聞く前にその場から消えてしまった。
「…仲良くしろよ。」
「だから、私に言わないでください…。」
お腹が痛い。
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