猫縁日和

 猫を介していろんな人たちと繋がるほっこりストーリー。
(*改稿版)

 はじまりは777の数字。

 小城梨花。二十五歳独身、ちょっとめんどくさがり屋のダメな女子。
 仕事を辞めて数か月。

 このままだと、家賃も光熱費も食費もままならない状況に陥ってしまうと、気が焦り仕事を探そうと思い始めた。
 梨花は、状況打破しようと動き始めようとする。

 そんなとき、一匹のサバトラ猫が現れて後を追う。行き着く先は、老夫婦の経営する花屋だった。
 猫のおかげというべきか、その花屋で働くことに。しかも、その老夫婦は梨花の住むアパートの大家でもあった。そんな偶然ってあるのだろうか。梨花は感謝しつつも、花屋で頑張ることにする。
 お金のためなら、いや、好きな人のためなら、いやいや、そうじゃない。
 信頼してくれる老婦人のためなら仕事も頑張れる。その花屋で出会った素敵な男性のことも気にかかり妄想もしてしまう。

 恋の予感?
 それは勝手な思い込み?
 もしかして、運気上昇している?

 不思議な縁ってあるものだ。
 梨花は、そこでいろんな人と出会い成長していく。

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